あしたのジョーファンサイトSOUL OF JOE

『牧場の子守唄』

★第69話/1971年7月21日放送/視聴率12.4%★

ストーリー

休暇を利用し、ジョーと稲葉は山登りを楽しむ。
しかし、ジョーは霧の中で崖下に転落してしまう・・・。

ジョーは桧山牧場の娘・ユリに助けられる。
稲葉は一足先に帰るが、足を怪我したジョーは、
治るまで牧場の世話になる事に・・・。

ユリの母はジョーが3年前に東京に出て行った息子と見間違える。
ジョーは母親の面影を彼女に重ねる・・・。

数日後、牧場に強盗が入るが、怪我が完治したジョーは相手を打倒。
だが、強盗の主犯はユリの兄・保夫だった。
改心し、心を入れ替えた保夫は母やユリに受け入れられ、
ジョーはそっと山を後にする・・・。

詳細&マニアック視点

●移動中汽車内。
床には弁当やお茶等の食べ終わったゴミが置かれている。
壁に東北の地図が掛かっている。
ミニボトルのウイスキーで一杯やっている稲葉粂太郎。

ジョーと稲葉はドサ回り興行中休日にキャンプに出かけた。
汽車に乗りあても無く出かける二人。
『おい、おい、よしなよ。今窓を開けたら煙が入ってくるぜ!』と稲葉。
『へへっ、いいじゃねぇか。そう堅い事言うなって。』
ジョーは稲葉の制止を振り切って汽車の窓を開ける。
・・・車内に思いっきり煙が入る。
ジョーは窓から身を乗り出し『ひゃっほぅ~!』と大はしゃぎ♪
(帽子が飛ばぬように手で抑える。髪は激しくなびいている)

トンネルを抜け、風景は田舎の山。
汽車がロングショットになりそこへサブタイトルかぶる。
『第69話 牧場の子守歌』

●駅に到着。
凄いローアングルで車輪と駅ホーム壁がアオリ構図に。
(ブラシ処理のレンズ越しの光線がいい感じです)
駅は『大野原駅』改札は一つで、三角の屋根の中には待機所がある田舎駅です。

●太陽が眩しくセミも鳴き、暖かく凄くいい天気。
絶好のキャンプ日より。
(太陽透過光でなくブラシ処理)

どんどんと先へ行こうとするジョーに声をかける稲葉。
『おいおい、ジョー!そう急ぐなよ!別に行き先が決まってる訳じゃねぇだろう。』
丸太の上に腰をかけ、一服する稲葉。
すでに山の上の方まで来ていて駅がかなり小さく見渡せる付近まで来ている二人。
『全く、お前も変わった奴だぜ、たまの休みだ、宿でゆっくり寝てればいいものを
行き当たりばったりの小さな駅で、汽車を降りたと思ったら、今度は山歩きだ。』
(・・・それに付き合う稲ちゃんも(^_^;))

見下ろす海の地平線に汽船(煙を出している)を発見し、またはしゃぐジョー。
二人でゆったりとその景色に見入る。
共に横顔のアップ。
ジョーは目を輝かせ、稲葉はタバコを加えぼ~っと見入る。
ゆったりした時間が流れる・・・。

『さてと、もうちっと上まで登って見るかい?大将。』と声をかける稲葉。
ジョーが先陣を切り意気揚々と進む。時折、稲葉の手を引き休まずにどんどん上へ・・・。

●滝カット
上PAN(虹効果が手前に入る描写が細かいです)
河で少し休憩中の二人。
稲葉はズボン裾をまくり河に軽く浸かり、綺麗な水で顔を洗う。
ジョーは河の所々にある岩から岩へジャンプ。
(楽しくてしょうがない子供の様な表現がかわいいです)
ジャンプ着地直後足を滑らせ河に落ちるジョー。(水深は低く浅いです)
尻餅を付き、そばにいる稲葉に照れ笑い。(^o^)
お互いで笑い合う・・・。

●草原で昼寝をする二人。
稲葉はハンカチで顔を覆って睡眠中。(ジョーはそのまま)
ジョーの左頬にテントウ虫がとまり、それに気づく。

立ち上がったジョーは景色を見下ろしながら『ヤッホ~!』を連発。
こだまするジョーの声。
その音で稲葉ゆっくり起きあがる。(寝てられないですね(^_^;))
『ハハハ・・・どうやら山の空気を満喫した様だな。
さて、ボチボチ降りるか。日が暮れるとやっかいだ。』と稲葉。
しかし、ジョーは、”あそこまでどれくらいで行けるかな?”と少し先に見える頂上を指さす。
『せっかくここまで来たんじゃねぇか、ちょっくらあの頂上へ行ってみようぜ。』
目を輝かしながら熱く話すジョー。少し呆れ顔の稲葉。

●頂上に向かう途中、山の中で突然霧に出会う二人。
『ちきしょう!なんてひでぇ霧だ!』とジョー。
『どうやら道に迷ったらしいな・・・それに間もなく日が暮れるぞ』と稲葉。

山は一面、霧に覆われる。
日も暮れ途方に暮れた二人は木の元で少し休憩。
ジョーは木の枝にナップザックを吊し、稲葉は持ってきたウイスキーをひっかける。
『すまねぇな稲ちゃん、こんなとこに迷い込んじまってよ。』とジョー。
『こうやって真っ白な霧に巻かれるとまるで極楽か天国で飲んでいる
豪勢な気分じゃねぇか。はっはっはっ。』
と少し不安なジョーを酒を飲みながら元気づける稲葉。

ジョーは暗くなる前に野宿出来そうな場所を探しに出る。
『野宿かぁ・・・はははっ・・何か若けぇ日の事をを思い出させるぜ。』
とゆったりとジョーに任せでゆったりと一杯やる稲葉。
しかしその直後、ジョーの叫び声が・・・。

ジョーは崖から転落。
(思いっきり大回転しながら落下するジョー・・・)

●一夜明け、場所は『桧山牧場』
馬に乗り少女がやってくる。
少女の名前はユリ(桧山ユリ)。
母親と二人で桧山牧場を経営している。
『あ、もう気がついたのね?』と小屋のベッドに寝ているジョーへ声をかけるユリ。
『ジョー、このお嬢さんだよ、崖から落ちたお前を助けてくれたのは。』
とユリをジョーに紹介する稲葉。
ジョー、彼女を見て呆然とする。(ジョーは頭部に包帯)
ユリ、足下からPAN『ユリって言うのよろしくね!』とサバサバした自己紹介。
そして、”打ち身に効く薬草を煎じて飲ましてと投げて稲葉に渡し、
牛の世話があるのでよろしく・・・と言い残し、すぐさま去ってしまうユリ。
『あははは・・・なんて女の子だあの子は!まさに電光石火ってやつだな。』と稲葉。
ジョーは唖然としたまま固まっていて、稲葉にまだ頭がぼ~っとするのか?
と問いかけられようやく我に返る。

顔を洗おうとベッドから出ようとするが、激痛が走るジョー。
右足にも大怪我をしており、包帯が巻かれている。
大怪我の為しばらく安静。

●夕方。
井戸から水を引き上げるユリ。
両肩に木で支え、2つの容器一杯に水を運ぶユリ。

●小屋内。
ベッドで安静中のジョー。手当をする稲葉。
『へぇ~この牧場をお袋さんと二人っきりでやってんのか。大変だな。』とベッドの上のジョー。
『ところがな、今お袋さんが用足しに出ていてな、この一月ばかりあの娘さんが一人でやってんだ。
ま、あんまり迷惑をかけねえ様にしてくれよな。おめえのこったからそれだけが心配だ』と稲葉。
『あれ、そんな言い方ねぇだろ、稲ちゃん!』とジョー。
『ハッハッハッ。ま、もっとも、その足じゃ悪さをしようにも当分動きようがねぇからな・・・ハハハ。』
と更に捻くる稲葉。
『ちぇっ』と言い、包帯が巻かれた自分の足を見るジョー。
『とにかくドサの連中に心配かけちゃいけねえんで、俺は先に帰ってるが・・・いいな、
絶対に無理はしねぇで、ゆっくり治療するんだぜ。足はボクサーの命だからな。』
とタバコを吸いながら会話する稲葉。
稲葉の話をだまって聞き入るジョー。
『おめえは怪我をしちまってついてなかったが、
俺にとっちゃあ本当に久しぶりに味わった・・・楽しさだったぜ。』
と稲葉。
(『味わった』と発した後に間を置き、タバコをゆっくり吐き出し、次の台詞に繋げてる演出。)
『へへっ』とジョー。
『じゃあな』と去る稲葉。
去る稲葉を窓から見送るジョー。

●馬で草原を走るユリ。
爽快に馬を操るユリ

●松葉杖のジョー
松葉杖をつきながら外へ出るジョー。
牛にちょっかいを出すジョー。
牛が怒り出しジョー逃げるが転倒。
そこへユリが馬に乗って駆けつける。
『コラ!駄目じゃないのサ!表へ出ては!』とユリ。
転んで泥だらけのジョーを見て笑うユリ。

●家の中で湿布薬を調合するユリ。
ジョーの足に貼ってあげるが、ジョーは湿布の冷たさにビックリし、はねのけてしまう。
その湿布はユリの顔に・・・。

●夜も更け真っ暗に。
知床慕情を歌う二人。
ユリはギター&ボーカル。
ジョーは賢明に歌う。
思い出しておくれ~俺たちの事を~♪の所では絶叫するジョー。
照れ隠しで最後に『へへっ』と頭をかくジョー。
飲んで騒いで~の部分からジョーは口笛に♪

●一夜明け、朝に。
外で木の柵に座りながら知床慕情の口笛を吹くジョー。
水くみをしながらジョーを背後で見つめるユリ。

●ユリ母登場
『保男~っ!保男じゃないのかぃ!?』と遠くからジョーに向けてユリ母の声。
ジョーのそばまで来て、『保男!母さんだよ!』と語りかける。
『母さん!?』とびっくりしてユリ母を見るジョー。


Bパート
●ユリご飯の合図。
ユリ母と見つめ合っていたジョーだが、ユリのご飯の合図にハッと振り向く。
遠くから『お母さん・・・お帰りなさ~~い』と母に呼びかけるユリ。
手を振るユリ母。

●部屋の中。
ジョーを保男兄と間違えた母を笑うユリ。
『最近遠くの物が見えないんだよ、母さんももう年だねぇ。
本当にごめんなさいね、矢吹さん』とユリ母。
『えっ!?あ、はっ。俺なんかすぐ人違いだとわかったもんね・・・だってさぁ、
俺にお袋なんかいるはずねんぇんだもん』と食事しながら言うジョー。
箸の動きに動揺があり、それに気付く二人。

●ベッドで寝るジョー。
眠りにつき、夢を見るジョー。
線路を歩く幼いジョー。
雪の降る中寒さをしのぐため手に息をかけるジョー。
ポケットから食べかけのアンパンを出し食べながら線路を歩くジョー。
”ジョー”と背後で呼ぶ声が・・・。
『あたしだよ、ジョー!』とジョーの母さん!?
”かあちゃん!”と食べていたアンパンを落とし慌てて母に近づくジョー。
雪をかき分け母に近づこうとするが、母はドンドン遠くへ・・・。
泣きながら絶叫する幼いジョー。

●半月が見える窓
かあちゃん・・・と実際も泣いているジョー。
手をあげ、追いかける仕草まで・・・。

●布団をかけ直すユリ母。
優しくジョーに布団を掛けるユリ母。
安らかに眠るジョーを見て安心するユリ母。

●朝
水くみをするユリ。
ユリの手伝いを名乗り出るジョー。
『ホントに大丈夫?』とユリ。
『あぁ、大丈夫だって!まかせとけって!もう全然痛くないんだ!』と足を動かしてみせるジョー。
ユリのくんだ水を肩に担ぎ運んでみせるジョー。
『平気平気~!あ~らよっとぉ!』とジョー。ほほえむユリ。

●風呂場
風呂場にくんできた水を入れるジョー。
ここでも”知床慕情”を口笛で熱唱♪
『矢吹さん!』とユリ母の声。
隣の部屋から『何か繕う物があったら持って来なさいな。』とユリ母。
すぐ持ってきます・・・と取りに行くジョー。
『へへっパンツなんかもあるんだけど・・・いいかな?』と赤くなるジョー。
『もちろん、いいわよ。さぁ、貸しなさい』とユリ母。
『よろしくお願いしま~す!』とナップザックを差し出すジョー。
しかし、ナップザックを落とし、中からボクシングのグラブが飛び出る。
『そのボクシングのグローブはあなたのですか?』と少し動揺した感じで聞くユリ母。
『ええ』と答えると、落胆した感じで『そう・・・』と言いうつむき嘆くユリ母。
訳がわからなく唖然となるジョー・・・。

●干し草整理のジョー
働くジョー。
背後からユリが立つ。
『そうしてると、保男兄さんを思い出すわ』とユリ。
『えっ!?』と振り向くジョー
『もう3年も帰ってこないけど・・・』とうつむくユリ。
作業をやめ、ユリの話を聞くジョー。
ずっと3人で汗を流して働いていた事を聞くジョー。
”東京に出て、プロボクサーになってお金を稼ぐ”と出ていった保男。
ぐれてしまって頼りも来なくなったと語るユリ。
目には涙が・・・。
『かあさんったら、兄さんの事があるから、ボクシングって聞くと、あぁ、ポカンとなっちゃうのよ。
ジョーによく謝っておいてと言っていたわ。・・・それにいつまでもここにいて欲しい』
見つめ合う二人。
『あたしもジョーがもし、ジョーが・・・もし、ジョーが・・・あたしの兄さんになってくれたら、
とてもとても嬉しいわっ!』と顔を真っ赤にし、外へ走り去るユリ。
衝撃の告白にビックリするジョー。
しばらくボ~っと考え込むジョー。その後作業再開。

●強盗侵入。
部屋を荒らされる。
刃物を突きつけられるユリと母。
刃物を突きつける男は帽子にマスク。手下が2名。
『アニキ、あったぜ!』と金庫を発見する手下。
持って行こうとする強盗に『待って!そのお金は牛を買う大事な・・・』と飛びつくユリ。
『うるせいやい!』とユリに平手打ちをする強盗。

●異変に気付く作業中のジョー。
『キャアァァァァ~!』と叫ぶユリの声に気付くジョー。

●金を奪い取る強盗。
『へへへ、騒いでも無駄だよ、
こちとらここがおめえたちしかいねえと知って押し入ってんだからな!』と強盗。
手下に指図し、外に出す刃物を持ったリーダー。
金を持ち外へ逃げ去る手下達。
刃物の男をじっと見つめるユリと母。
少しの間を置き、刃物男も外へ。

●外
外で桑を持ち待ちかまえるジョー。
『へへっ!山ん中の一軒家、母と娘の二人っきり!こいつぁ、軽く金になると思いきや~だ!
へへっ!なんて間抜けな泥棒だぃ!この牧場にはなぁ、
てんで強いお兄さんがちょっとわらじを抜いていやがるんだぃ!へっ!』
と得意げなジョー。
『やっちまえ!』と指示を出すリーダー。
ジョーは麦わら帽子を高らかに放り投げ、相手のパンチをかわし、強烈なボディ!
更にもう一人には右ストレート!相手は歯が折れるほどの衝撃。
投げた麦わら帽子は近くの柵の棒に収まる。
二人はあっけなくKO。
『・・・とまぁ、こんなわけだ!わかりる?』とリーダーに忠告するジョー。

●刃物で攻撃する男
刃物で襲いかかろうとする男に叫ぶユリ母。『やめなさい!』
しかし、刃物で攻撃する男をかわし、左ストレートを顔面にお見舞いするジョー。
攻撃をやめない刃物の男に対し、右ストレート二発!柵を破り下へ転がる刃物男。
その後も攻撃の手をゆるめないジョーはストレートにアッパーも加え殴りかかる!
『まってぇ!』とユリ母が止めに入る。
『矢吹さん、もうそれ以上ぶたないでおくれ。』と金庫を抱えたユリ母が叫ぶ。
『えっ?』と唖然とするジョー。

●ユリ来る
『かあさん、何言ってんのよ!あいつは牧場の大事なお金を・・・』と母に叫ぶユリ。
『お前にはわからないのかぃ?どんなに変わり果ててもかあさんは人目見てわかったよ』
と刃物男に金庫を持ち近づくユリ母。
『あの泥棒が・・・』とユリも気付く。
『バカだねぇ、お前。自分の家に盗みに入る人がいますか!』と泣きながら話しかけるユリ母。
『さぁ、持っておいき!お金は入り用だったんだろ!』と金庫を差し出すユリ母。
『お前が今、何をして暮らしを立てているんだが知らないけど、いいんだよ、元気でさえいてくれれば』
涙ぐみながら話すユリ母。
視線を外し、お金を受け取る男。

●ユリ、男に近づく。
男のマスクを剥がすユリ。
『やっぱり、兄さん・・・』唖然とするユリ。
『どけよ、ユリ・・・』通り過ぎる保男。

●叫ぶ母
去りゆく息子へ叫ぶ母。
『保男~っ!』
『かあさ~ん!』目覚めるように戻り、母に駆け寄る保男。
保男と母の抱き合うカットはジョーも合わせてシルエット。
ロングショットでT.B

●見つめるジョー
カメラジョーに近寄る。
『俺、もうどこへもいかないよ』保男(OFF 台詞)
『ありがとう、矢吹さん、本当にありがとう、お陰であたし達、昔に戻れました。』
母感謝の言葉(OFF 台詞)
いやいや~どうも~・・・と頭をかき照れるジョー。
カメラはずっとジョーを捉えたまま。

●大野原駅
『お客さん、もうすぐ汽車が来るだよ!』と駅長がジョーに声をかける。
手紙を執筆中のジョーはわかってる、もう少しと返答。
下には失敗した手紙が9枚・・・。
『おふくろさん ユリちゃん、だまって帰っちゃってごめんな。おれも・・・』
ここで少し考え込み・・・。『おれも本当は牧場にずっといたかったんだけど、色々考えたら、
おれにもやる事があるんで・・・とにかくサヨナラするよ。またいつかきっと訪ねてくる。
そんな時にゃ、よろしくな。 追伸、保男くんへ。おふくろさんを大事にしてくれよ。』
汽車に乗ったジョーが走り去る・・・。

注目ポイント

★原作に無い完全アニメ版オリジナルストーリーです。

★檜山牧場は東北(列車地図より)にある大野原駅が舞台。

★檜山ユリの声を元気な男のキャラで有名な野沢雅子さんが担当。

女の子の役もやったこともあるんですよ。
これは一生忘れられませんね。
一度だけ、17歳ぐらいの女の子の役をいただいた事があるんです。
最初のシリーズの”あしたのジョー”にゲストで出た”ゆりちゃん”という役をやったんです。
もう、後にも先にもその1回だけなんです。これだけは忘れられません。
すごく奇麗な女の子なんですよ。スタジオに行って初めて顔を見てびっくりしたんですよ。
ワーッ、これが私ってね(笑)。この質問はイベントなどでもよくされるんですよ(笑)。

月刊OUT野沢雅子さんインタビューより







★ユリ(野沢雅子)とジョー(あおい輝彦)の豪華デュエットが実現♪
曲名は『知床旅情』

『知床旅情』(しれとこりょじょう)は、
森繁久彌が作詞・作曲を手がけた楽曲。
初出時の題名は『しれとこ旅情』(1960年発表)

●しれとこ旅情

森繁久彌 シングル
リリース 1960年7月25日(定価370円)
レーベル 日本コロムビア
チャート最高順位 11位(オリコン)

●知床旅情

加藤登紀子 シングル
リリース 1970年11月1日 (定価400円)
ジャンル フォーク
レーベル 日本グラモフォン
ゴールド等認定
第13回日本レコード大賞・歌唱賞
チャート最高順位 1位(オリコン)

知床を舞台にしたご当地ソング。
知床とは、北海道北東部に位置する知床半島一帯をさす。
知床国立公園があり、2005年7月17日には世界遺産に登録された。




楽曲制作者は、俳優業のほかに歌手としてNHK紅白歌合戦への出場歴もある森繁久彌氏である。
森繁氏が1960年の映画『地の涯に生きるもの』の撮影で知床半島羅臼に長期滞在している間制作され、
その最終日に羅臼の人々の前で『さらば羅臼よ』という曲名で披露された。
1962年の大晦日に放送された第13回NHK紅白歌合戦では、森繁氏自身によって披露された。

スタッフ&キャスト

脚本
山崎晴哉

作画監督/杉野昭夫

原動画
進藤満尾 佐々門信芳 札木幾夫 木口 準 

背景 
窪田忠雄

仕上げ
永山邦明
池田径子
木戸桂子

仕上げ協力
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資料
松本 豊

撮影
藤田正明
藤田 実

編集担当
塚原 瞳

製作進行
吉岡優一



矢吹丈/あおい輝彦
稲葉/小林清志

ユリ/野沢雅子
ユリの母/麻生みつ子
男A/寺島幹夫

男B/北村弘一
マスクの男(保夫)/立壁和也
ジョーの少年時代/牛崎敬子



演出/崎 枕

絵コンテ/崎 枕

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