あしたのジョーファンサイトSOUL OF JOE

『死闘の始まり・・・カーロスVSジョー』

★第11話/1980.12.22放送/視聴率8.3%★

ストーリー

『除夜の鐘対決』試合開始23:30~
・・・運命のゴングが遂に鳴る!

1Rは互角の戦いだったが、カーロスがジョーのペースに合わせたものだった。
2R、本気を出すカーロスだったが、なぜかスパーリング時同様のクロスをジョーから受ける。
しかしこのクロスは『芯』を外したもので、次への『布石』だった・・・。

3R、予想通りカーロスはジョーのクロスを交わしアッパーを炸裂!
しかし、ジョーは再度ロープ際を挑み、ロープを利用した強烈なボディブローでお返し!
ゴング終了時にカーロスはジョーにロープを”鋼鉄の棒”に変える事を言い残す・・・。

4R、カーロスはアッパーと見せかけ、ロープを固定し、
弾力の無くなった”鋼鉄の棒”状態から、鋭いアッパーを炸裂!
ジョーはリング外へ・・・。

マニアック視点

●ジョー試合直前、後楽園ゆうえんちで遊ぶ!
子供達とジェットコースター!
(バックには今は無き後楽園球場が見える!)
ジョー、実にのどかないい表情!(充実している感じ!)
ジェットコースターには以下12名が同乗。
ジョー、太郎、サチ、トン吉、チュー吉、キノコ、親子(メガネオヤジ&息子)、
若い女性4人・・・。
●葉子、会長室から外を見る。
マヤハステレオ、MKシャンダ、ワンダフル等の看板が景色の中に見える。
総武線いつものように?走る!
幹之介新聞を読みながら一言。
(新聞裏には来年2月にローマ王来日がデカデカと記載/6面)
『前売り券もほとんど売り尽くしたそうじゃないか!』
新聞表にはカーロス・リベラ対矢吹丈について記載。
(矢吹の矢の字手書きのミスあり)
除夜の鐘対決・矢吹復活なるか?の手書き明朝文字。
上写真は白黒ハーモニーなカーロスとジョー。
2人のファイティングポーズへT.U
●『白木財閥おじいさまのお力がなければとてもこうは行きませんでしたわ!』
『いやいや・・・どうして!"除夜の鐘対決"試合開始は深夜十一時半という、
お前の型破りのアイデアは功を奏したんだと思うよ!』
『そんな・・・苦肉の策ですわ!』
葉子の髪の毛にタッチ風のハイライトが入っている!
黒髪にこだわった作品の中での更なるこだわり効果。

『やはりボクシングファンは求めているんだね。
矢吹君の持っている底知れない”野生”というかその魅力というものを!』
『お前と同じようにな!』
葉子ピクっとなり、
『恐らくファンは1Rわずか10数秒で尾崎選手をKOした
カーロスの破壊力を見に来るんだと私は思いますけど・・・』
葉子と幹之助のやりとりが楽しい・・・。
●後楽園ゲームセンター(AMERICAN GAME)内
子供達と遊ぶジョー。
BGMは河合奈保子/ヤングボーイ
(ピンボールをしている際のトン吉の服の色一部塗り忘れ)

AMERICAN GAME内
12月31日、16:30
時計を見てジョー達の事を心配する西。
車のゲームをするジョー。
(衝突した時の画面がちょっと強引)
西にトイレと告げて席を立つ段平。

American Villegeストア
ワンカップを購入する段平。
CUP酒の蓋を開けて飲む段平。
モブ、鳩が飛んできて立ち止まって見る親子あり。
『ジョーよ、セコンドとして一番しっかりせにゃいかんワシが、
この大事な時に震えておる・・・』
段平背後のジェットコースターにまたジョー達が!
(ゲーセンを出て再度乗っている。サチのわがまま?)
キジン生ビールの垂れ幕がある場所で座ってワンカップを飲み干し、
ジョーを心配するあまりワンカップを左手で握りしめて割ってしまう段平!
血を流す段平にハンカチを差し出す西。
(西のブルゾンの色塗り間違え。インナーのシャツの色で塗られている・・・)
●HOTEL NEW・・・(4025室)
一方カーロスは自室で漫画(AMERICAN COMICS)を読んでいる。
※漫画内容
ドアを開けた女性が赤い服を破かれている・・・破かれた際に髪の色が
黄色からピンクに変化。
大笑いのカーロスからしてギャグ漫画でしょう・・・。
カーロスアップ、笑い出す直前の顔は必見!
(ふくれたほっぺの描写がかわいい!)
ロバートが向かえに来る。
●葉子&幹之助車に乗り込む。
(幹之助、口部分色塗り間違え)
葉子後部座席なので、運転は松木さん?
●試合会場
世界バンタム級六位・無冠の帝王
カーロス・リベラ
VS
地獄よりの使者
矢吹丈
・・・の看板あり。
”は26番”から3つの席のチケットに5人座る子供達。
3名しか席が取れなかったのでしょうか?
手前にはBOXINGという青い雑誌を持った出崎監督似の客あり。
最前列に座る葉子&幹之助。
●ミカン500円でボクシング中継を見ようとするドヤの住人。
ドヤの人々なだれ込む!
『年越しボクシングなんちゃって、非常に”おつ”だね!』
このなだれ込むカットは始めに紀子、オヤジ、女将が3人で
こたつに入っていたカットの紀子セル無しの背景&一部セルのBANK!
●林屋のTVで観戦中のミカン男が大喜びで外に飛び出す!
カーロス立ち上がり、ミカンを喉につまらすミカン男!
(左端の男、首部分塗り間違えあり)
●4R開始!
外はまだ雪。(松屋上、総武線走る!)
門松・・・除夜の鐘が鳴り響く!
時間は11:45!

ハーモニーショット

★ハーモニー1
新聞表にはカーロス・リベラ対矢吹丈について記載。
(矢吹の矢の字手書きのミスあり)
除夜の鐘対決・矢吹復活なるか?の手書き明朝文字。
上写真は白黒ハーモニーなカーロスとジョー。
2人のファイティングポーズへT.Uハーモニー1
★ハーモニー2
帽子を片手で押さえながらジェットコースターに乗っているジョー。
(キノコは両手で帽子を押さえている!)
怖いよ~と叫ぶサチ達。
ジェットコースター回り込みハーモニー化!
★ハーモニー3
後楽園ホール会場内
カーロスのテーマ曲に合わせて入場するカーロス。
観客横PANハーモニー!
スポットライトの効果付き。
★ハーモニー4
ラウンド2のアナウンス!
ゴング係りがストップウオッチと小槌を握る手のアップ・・・ハーモニー
★ハーモニー5
カーロスの強烈な右アッパー炸裂!
ジョー、リング外へ吹っ飛ぶ!
反り返ったジョーのアップ、ハーモニー
★ハーモニー6
T.Bでカーロスとジョーの全景画ハーモニー

6枚 (合計50枚)

注目ポイント

★後楽園ゲームセンター内でのBGM
河合奈保子/ヤングボーイ(B面/青い視線)
日本コロムビアAK-707/AE-209ピクチャー版
1980年8月25日発売/600円

★ミカン500円でボクシング中継を林屋で観戦しようとする
ドヤの住人代表(声/野本礼三)は今後キャラクターが強くなる。
・・・2話ではジョーの事すら忘れていたのにこの熱狂ぶり!

★3Rでダウンした際に発する段平の”立つんだジョー!”は
この作品の代名詞ともなっていますが、
実際段平が発する事は非常に少ない!
むしろ、段平は”立つんじゃねぇ・・・”の人!
この台詞はウルフ戦でジョーがダウンした際に
力石が興奮して発した時の方が
作品的には印象的です!
(実はほとんど、ちゃぶ台をひっくり返してない一徹オヤジと同じ現象!?)

所持セル画リンク→

スタッフ&キャスト

脚本:山崎晴哉

絵コンテ:さきまくら

ディレクター:竹内啓雄・西久保瑞穂

原画:札木幾夫・児玉兼嗣

動画:鳥居愛緒・谷野恵子・半田由利・佐々木晴美

仕上げ:シャフト 三橋曜子・森祐子・菅野友子・村井勇

背景:小林プロダクション 工藤美由紀・小倉宏昌・海保仁三郎
    田辺智・山本恵子・柴田千佳子・石井睦章

制作進行:尾崎緩通


声の出演:池水道洋(ロバート)、矢田稔(林屋主人)、
       水鳥鉄夫(解説者/東野、ドヤの人)、野本礼三(ドヤの人)、
       笹岡繁蔵(観客)、楠正通(観客)、小比類巻孝一(アナウンサー)、
       田中和実(観客)、井口成人(レフェリー)

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