あしたのジョーファンサイトSOUL OF JOE

『あのナックルが・・・烙印のメッセージ』

★第18話/1981.2.9放送/視聴率9.6%★

ストーリー

須賀清はホセの居場所を突きとめ、葉子に30万円で情報を売る。
葉子は須賀に車で連れられホセに会い行き、同時にホセの家族とも会う。
ホセは葉子にジョーについて意味深なメッセージを残す。

葉子からホセのメッセージを聞いた須賀はジョーに伝える為、丹下ジムに来る。
『Joe Yabuki, where he came from, and where he is going to go?』
直訳で”ジョー・ヤブキ、彼はいったいどこから来、そしてどこへ行くつもりなのか?”
一目見て、矢吹丈というボクサーの本質を見抜いたホセ。

段平は東洋太平洋チャンピオン金竜飛が”逃げ腰”だとジョーに言い、
対戦を避けていたが、実は”いつでもジョーの挑戦を受ける”という手紙を貰っていた。
段平は金竜飛に対し嫌なイメージを描いており、その為対戦を避けていた。

その金竜飛は日本に来日しており、アジア拳で公開スパーリング。
金を直接見た段平は抱いていたイメージ通りの選手だと言う事を実感する。

金竜飛とマネージャー玄曹達が突然、丹下ジムを訪れる。
その直後帰宅した段平は、玄曹達に”逃げ腰”の噂流しについて追求される。
金はジョーの挑戦を”いつでも受ける・・・今日でもいい”と、その場で言い放つ。
ジョーはその場で挑戦を受ける。

マニアック視点

●置き土産の手形を見るジョーと段平。
(色指定でコントラストが強すぎる感も・・・)
●水道の蛇口をひねって顔を洗うジョー。
(水道の蛇口がセルレイヤーの為、ちょっと違和感)
●ジョー、段平に対し”GOOD NIGHT”の一言。
●葉子、松木を使いその後のホセの足取りを掴もうとするが・・・。
翌日、白木ジム地下駐車場に須賀が現れる。(12番にロータス7を停める葉子)
須賀は30万で葉子にホセに居場所の情報を売りに来る。
情報を買った葉子はそのまま須賀の車(トランザム)でホセの居場所へ。
ホセは午後2時15分の飛行機で成田を発つ予定。
それまで空港の近くのホテルで家族とひとときを過ごしている。
●ホセはメキシコの英雄なので、大使館が仕立てた特別機で帰る為、
一般旅客機を調べていた松木達には予定や居場所が解らなかった。
●2501号、ロイヤルルームに滞在するホセ一家。
※大使館員がガードするVIPルーム
●25階のエレベーターでホセ一家と大使館員2人と出くわす葉子。
ホセ、婦人、子供4人
エレベーター内でボールをつき、婦人に注意を受ける息子チェルシー。
「Oh, Chersie. Behave yourself, no!」
●プールサイドでひとときをおくっているホセ一家に会う葉子。
チェルシーが遊ぶボールを拾ってあげる事により。一家と遭遇。
※チェルシーのみ黒髪(ホセ譲り)
●ホセはメキシコに飛び立つ。
帰りの車の中で葉子は須賀にホセがジョーに残したメッセージを伝える。
「Joe Yabuki, where he came from, and where he is going to go?」
非常に意味の深い言葉・・・。
●山田倉庫の前で段平とトレーニングで汗を流すジョー。
●ジョーに東洋チャンピオンの動向を質問されるが、
段平は”逃げ腰”だとウソをつく。
●丹下ジム特製シャワー室で汗を流すジョー。
用事で出かける段平。
シャワー室から出るとそこには須賀清が・・・。
「Joe Yabuki, where he came from, and where he is going to go?」
彼はどこから来、どこへ行くつもりなのか?
裏を返せば、どこから来たのか、どこへ行くのかわからない男だ、ということさ。
つまり矢吹丈は根無し草だと。生まれもわからず、帰る家も無い、
もちろん家族も無い。そう見破ったんだと思うね。」
「そしてどこへ行くつもりなんだ。そんな男が私に挑戦するのか?
挑戦して何になる?無駄なことはおよしなさい。
そういう意味を含めたんだとおれは思う。」
・・・と須賀。
●東洋チャンピオンが逃げ腰だと言うことを須賀に告げるジョー。
”金だか銀だか知らねぇが・・・”とジョー。
しかし、須賀に日本に試合をしに来ている事を告げられる。
●アジア拳で公開スパーリングを行ってる金竜飛。
次々にスパーリング相手を破壊する金に困り果てる大高会長。
●公開スパーリングを見に来ている段平。
ガラス玉の様な冷たい目を持つ金に嫌な感じを受ける段平。
●公開スパーリング途中に抜け出す段平。
アジア拳前で情報を聞きつけ駆け付けたジョーと出くわす。
しかし、段平は交渉したが駄目だった・・・とジョーにウソをつく。
●ショーを説得すべく、コーヒーショップや牛丼屋に誘うが・・・。
Coffee&Snackきりまんじゃろ
結局人混みの中での立ち話。(モブシーン!)
BGMは八代亜紀
●2階級上のライト級”剣持健”と闘う予定(ノンタイトル10回戦)の
金竜飛(剣持は日本ライト級第2位)
●段平、白木ジムを訪れ、金竜飛から挑戦をいつでも受ける!
・・・という手紙が来ている事を葉子に告げる。
この手紙はジョーがカーロス戦で話題にになった後1週間ほどで届いたもの。
※3ヶ月前に届いた。
●段平が金について調べた所、過去5試合全てKO、内2人は死亡・・・。
暗い影を持つ金と闘うことでジョーがまた沈み込んでしまう事を
恐れて対戦を避けていた事を葉子告白する段平。
金の資料が欲しい・・・と葉子にお願いする段平。
●一人、ジムで待つジョー。
段平が帰宅したと思い、金の事を話し出すジョー。(伏せ目で)
しかし、入ってきたのは金竜飛とマネージャー玄曹達。
金はウェルターの選手とも対戦した事がある・・・と玄マネージャー。
●段平帰宅。
金&玄の訪問に驚く段平。
ジョー雑誌を落とす(落ちたボクシング雑誌は3月号)
●丹下さん、あなた金が矢吹選手から逃げ回っているという噂を流しているそうだね。」
・・・と玄マネージャー。
●「金竜飛はそんな弱虫ではない。明日でも明後日でも、矢吹の挑戦を受ける用意がある。」
と段平の胸を人差し指で押しながら会話する玄マネージャー。
●帰ってくれ!・・と叫び、金の胸元を掴む段平。
「私に触るんじゃない。」と段平を殴りつける金。(3発)
●試合申し込みを受けるジョー。
しかし、仮を返すため金に襲いかかるジョー。
しかし、金をガードし、ジョーに殴られる玄マネージャー。(2発)
●「ふふふ、矢吹くん。確かに君の挑戦は受けましたよ。・・・ではまた。」
・・・と去る金陣営。
ジョーが笑みを浮かべ、
「四の五の無しだぜ、おっちゃん。とにかく決まったんだよ。たった今な。」
・・・と対戦に燃えるジョー。

ハーモニーショット

★金竜飛、アジア拳での公開スパーリングで相手を倒す。
ダウンするパートナーすばやいT.U ハーモニー(1)
★金竜飛冷たい視線の顔アップT.B ハーモニー(2)
★金竜飛との試合が決まり、
「しのごの無しだぜ、おっちゃん。とにかく決まったんだよ。たった今な。」
とリングを飛び越えるジョー T.Bハーモニー(3)
★リングを飛び越えるジョー T.Bハーモニーに、
更にO.Lする金のアップハーモニー(4)

4枚 (合計118枚)

注目ポイント

★メキシコの英雄ホセ・メンドーサ
日本への来日に大使館が仕立てた特別機を使い、
ロイヤルルーム(2501号室)に滞在するゴージャスさ。
※大使館員(2名)がガードするVIPルーム

★where he came from, and where he is going to go?
どこから来、どこへ行くつもりなのか?
ジョーに向け意味の深い言葉を残すホセ
伝えに来る須賀はシャワーを浴び上半身裸でシャワー室から出てきたジョーと対面。
(道で待ち伏せといい、ジム不法侵入といい・・・須賀ちゃんってば・・・。)

★段平、ショーを説得すべく、人混みの中2人。
(モブシーン!凄い!)
BGMは八代亜紀
雨の慕情 (1980年発売)
阿久 悠 作詞 浜 圭介 作曲

★ジョーは本来東洋第2位との対戦も控えていた。
アニメでは第2位という言葉のみだが、
原作では東洋第2位”エセリオ・ロブレ”という名前も出る。

所持セル画リンク→

スタッフ&キャスト

脚本:大和屋竺

絵コンテ:さきまくら

ディレクター:竹内啓雄・大賀俊二

原画:本木久年・小林慶輝・児玉兼嗣・神宮彗・福島敦子
   塚田信子・森本晃司・川筋豊
動画:鳥居愛緒・谷野恵子・半田由利・佐々木晴美

仕上げ:グループジョイ 木村文一・勝木裕之・栗飯原君江
    水野直美

背景:小林プロダクション 工藤美由紀・小倉宏昌・柴田千佳子
   田辺智・石井睦夫

制作進行:柳内一彦


声の出演:山本嘉子(ホセの子供)、尾崎桂子(ホセ婦人)、
     鈴置洋孝(松木)、加藤修【現・加藤治】(大高会長)、
     寺島幹夫(玄曹達)、井口成人(記者)、小比類巻孝一(記者)

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