あしたのジョーファンサイトSOUL OF JOE

『戦うコンピューター・・・金竜飛』

★第19話/1981.2.16放送/視聴率9.9%★

ストーリー

金竜飛VSジョー戦が遂に決まった!

葉子は金の情報を得る為、須賀を韓国に派遣する。

一方、金陣営はスパイを派遣。
ジョーのデータ収集をし、ロードワーク中も必要なまでに追いかけ写真を撮る。

葉子が入手した金戦のビデオ資料を見る為段平は、ジョーも一緒に連れて行く。
舞々という謎の必殺技で2人のボクサーを死に追いやった情報を得るが、
その試合のビデオは軍がガードしていてる為、入手出来ず見る事が出来ない・・・。

金竜飛VS剣持健戦 ノンタイトル10回戦(剣持は日本ライト級第2位)
2階級上の剣持は金にまるで歯が立たない・・・。
氷の様に冷たい目で相手のダメージをコンピュータの様に観察しつつ、
沈着冷静に試合を進めていく金。
結果の見えた試合にジョーは段平を残したまま会場を去る。

会場エレベーター内でジョーにバッタリ会った葉子は
ジョーの体を心配するが・・・。

マニアック視点

●新聞(毎朝スポーツ)
”金龍飛 次の挑戦者 矢吹丈”の文字
金の”竜”の文字が”龍”と表記される。
●葉子は須賀に謎のボクサー金竜飛を調べて貰うため、
韓国への派遣を依頼する。(何と、報酬は須賀の言い値!)
●「世界ならまだしも、このアジアにお前よりも強い男がいるということが許せない。
それで、わざわざ日本にやって来たのだ。」と金に話す玄。
●金と剣持との試合は明日の晩7時、後楽園ホール
ジョーは自分が金と対戦する日時を段平に聞く・・・。
●葉子とのドライブデートBANK
●ロードワーク中のジョー、金陣営のスパイに撮影(盗み撮り)される。
ジョーの背後に自転車通学の女子高生2人通り過ぎる。
●ロードワーク中のジョーを発見した子供達は後を付ける。
太郎&サチ、トン吉&チュー吉は自転車、キノコはローラースルー
※キノコの乗り物はキックボードタイプ。
●「ねぇ、ジョー?この間のきんりゅうとびって選手、つおいのぉ?」
・・・とジョーに聞くサチ。
●とん吉VSチュー吉の相撲試合、キノコ軍配でトン吉の勝ち。
しかし、チュー吉はうっちゃりの物言い!
サチは行司の指し違いを指摘、ジョーは金陣営のスパイに気づき見てなかった・・・。
●ジョーはスパイに挨拶を求めるが、パッシングで威嚇しそのまま逃亡。
(車の動きはおそらく森本作画)
●ジムに戻ると金との試合が正式に決まった事を段平から聞くジョー。
3週間後の日曜日、場所は蔵前国技館
●「そうだ、ジョーお前も一緒に来い。行き先は白木ジムだ。」と、
金竜飛についての情報を聞きに行く為、段平はジョーも誘う。
ジョーは試合前の”スパイごっこ”はうんざりと断るが、
段平の背負い投げで強引に行くことに・・・。
※言い合いの際にジョーが持っていた新聞に映画ロードショーの告知
”シャイニング”でしょうか?・・・”イニング”まで表示。
●白木ジムで2ヶ月前ソウルで行われた金のVTRを見る二人。
しかし、この試合は金が舞々を使い、相手選手を殺した試合ではない。
その試合は軍が抑えている。(須賀情報)
●金の住まいは軍隊の敷地内。
練習は陸軍の兵舎にある秘密トレーニング場。
金は軍にがっちりガードされたボクサー。
●舞々がVTRで見れないので段平より先に帰宅するジョー。
●串焼き屋前を通り、人混み(モブ)の中を歩くジョー。
コートを首に巻き付け、ロードワークがてら走って帰宅するジョー。
※この姿はマントを翻して走っている様です。
●対ジョーVSウルフ戦のVTRを見て研究する金陣営。(画面には出ず)
●ジョーはみかんとリンゴを積んでいた紀子の自転車にぶつかる。
お互い倒れ、果物は転がる・・・。
紀子、ジョーの顔色の悪さを指摘する・・・。
●金VS剣持戦
「どうした剣持ぃ!!2階級も上のウェイトのくせに何やってんだ。だらしねぇぞぉ!!」
・・・と、視聴者に説明的な観客。
●全く”熱く”ない金竜飛は冷静沈着に試合を進める。
●「へっ…、観察してやがる。現在、剣持選手のダメージは8,疲労度は6…ってか?
フッ、カチカチカチってコンピューターの音が…ここまで聞こえるようだぜ。」
とジョー。(SEにはパソコン音)
試合を見きったジョーは勝敗直前で席を立ち、段平より先にその場を後にする・・・。
●帰りのエレベータ内で葉子と同席。
「そろそろウェイトの問題、丹下さんに打ち明けた方がいいんじゃなくて?」
「かなり苦しそうね…。本当に※顔色が良くないわ…。」と言う葉子だが、
※紀子同様顔色の悪さを指摘する葉子。
「…どいてくれよ。」と言い残し去るジョー。

ハーモニーショット

★毎朝スポーツ新聞刷りだしの画像に
”金龍飛”のファイティング写真OL ハーモニー(1)
★矢吹丈ファイティング写真OL ハーモニー(2)
★韓国で情報収集している須賀。
葉子と電話で会話中に玄の大佐時代の写真を手に持つ。ハーモニー(3)
★上記会話中に中尉時代の金の写真が机の上に。ハーモニー(4)
★2ヶ月前ソウルで行われた金のVTR(モノクロ)試合中のカット ハーモニー(5)
★須賀、葉子の舞々について電話で話している際にインサートされる、
金戦のカット ハーモニー(6)
★「…どいてくれよ。」と葉子に言い残し去るジョー。T.Bハーモニー(7)

7枚 (合計125枚)

注目ポイント

★金の”竜”の文字が”龍”と表記される。
新聞見だし、看板等で”龍”の字が起用。
※原作では全て”竜”

★「金竜飛、1945年8月2日開城市に生まれる。
1950年7月、朝鮮戦争で父母を失い孤児となるも、
現マネージャー、玄曹達大佐、当時陸軍少尉に拾われる。
以後、同氏の庇護の元、高校時代よりボクシングを始める。
アマチュア時代の戦績108戦108勝。
33歳でプロ転向以来12戦全勝…KO率100パーセント。」
現在36歳。

★「矢吹丈。生年月日及び出生地不明。
推定年齢19歳6ヶ月から20歳3ヶ月。
東京・上野の孤児院を振り出しに脱走・収容を繰り返し、
北は北海道・旭川、南は鹿児島市を含む全国34カ所の孤児院を転々・・。
推定年齢15歳の頃、東京台東区山谷のドヤ街に現れ、
丹下段平氏と知り合いボクシングを始める。」
「しかし、その後も窃盗・詐欺などを働き、
練馬少年鑑別所から東光特等少年院に送られ、1年3ヶ月の収容生活。
出所後、日本プロボクシング協会のライセンスを修得…、現在に至る。」

★特等少年院で脱走は2度、
そして教官などへの抵抗は、ほとんど出所する前日までしていたと記録されている。
懲罰として独房へ入れられていた日数は、延べ98日間。

★2階級上のライト級”剣持健”(けんもちけん)
ノンタイトル10回戦(剣持は日本ライト級第2位)
※原作では”剣持弘”(けんもちひろし)、角刈り頭。
アニメ版、剣持健は原作とは大きく異なる設定。
アップル加藤がヒゲを蓄えた風貌に。

所持セル画リンク→

スタッフ&キャスト

脚本:大和屋竺

絵コンテ:さきまくら

ディレクター:竹内啓雄・大賀俊二

原画:札木幾夫・中村隆太郎・福島敦子・杉野佐秩子
   塚田信子・森本晃司
動画:岩田道代・武藤照美・中村まゆみ・高橋千代子・比護美雪

仕上げ:スタジオロビン 大野八重子・三木貴子・世良深雪
    下篠潤子

背景:小林プロダクション 工藤美由紀・小倉宏昌・柴田千佳子
   田辺智・石井睦夫

制作進行:横溝隆久


声の出演:寺島幹夫(玄曹達)、井口成人(レフリー)
      池水道洋、鈴置洋孝、小比類巻孝一(アナウンサー)

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