『ホセ来日・・・闘いの日はせまった！』

ストーリー

キニスキー博士より、葉子宛にジョーの診断結果が届く。
診断結果はシロだが、葉子の危惧はぬぐい去れない･･･。
葉子はビデオの診断だけでなくキニスキー博士に
実際にジョーを見て貰うべく電話で依頼する。

ホセ・メンドーサは東京決戦の為、早々に日本へ来日。
調印式も無事終わり、正式に８月１７日に日本武道館での試合が決定。
ジョーは”８月１７日を最高の日にしてみせる”と言い、
”お互いにベストを尽くそう”言うホセと固く握手する。

浅草教会にて西と紀子の結婚式が行われる。
ドヤ街住民の盛大な祝福に包まれ幸せ一杯な二人。
以前、ジョーに思いを寄せていた新郎紀子は、
複雑な思いで挨拶をするジョーを見つめる･･･。

マニアック視点

●新丹下ジム
会長室に電話が響く。
大橋運動部長より、ホセＶＳジョー戦が、
８月１７日、武道館で行われる事が決定したと告げられる。
●段平はジョーに伝えるためトレーニングルームにやってくる。
（河野はまた漫画を読んでいる）
段平はジョーにスパーの相手をしてやる！･･･と言い、リングにあげる。
リングでジョーと格闘中に、ホセ戦決定の喜びを伝え、
パンチかわし喜びを分かち合う。
”８月１７日！場所は武道館だぁ！どうだ、文句あるかぁ！”と段平。
”あるわけねぇよぉ！”と嬉しそうなジョー。
段平の顔面を左フックで捉えるジョー
『ホセ、やっと捕まえたぜ！やっとな！』
●毎朝スポーツで”世界バンタム級タイトルマッチ　
８月１７日東京決戦！ホセメンドーサ対矢吹丈　日本武道館にて”
と大々的に報じられる。
タイトルへ
●ＳＢＣ
新聞を読む白木幹之助。
”意外に早い時期に決まったの。もう少し後かと思っとったが”
（新聞反対の面には”イランイラク戦争の記事”）
幹之助はジョーがパンチに酔ってる事を気にしている葉子に、
キニスキー博士の診断結果について質問する。
葉子はビデオを通しての診断では問題無いと言う事を伝える。
そして、キニスキーから来たエアメールを読み上げる。
『パンチドランカーに侵されたボクサーは、例え表面上上り坂にあり、
気力が充実している様に見えても、拭いがたい共通の弱点が発見される。
例えば、試合経過が始めから優勢に展開すれば、
そのまま勢いに乗って押し切ってしまうが、一端強烈なダメージを受けたら、
元に戻ることは難しくなる。正常なボクサーであれば、肉体的なダメージを
精神的なファイトでカバーも出来るが、パンチドランカーになると、
ファイトを持続することが出来ず、五体の動きが目に見えて鈍くなり、
眼球の視点も定まらず、夢遊病者の如く化す。』
ところが、矢吹くんは･･･と続ける葉子。
『強烈なダウンを受けながら、同じラウンド内に逆にダウンを奪う、
凄まじい反発力。倒れても立ち上がり、一層激しいファイトを燃やし、
勝利の為に突進する鋼鉄の様な意思の持続力。』
”パンチドランカーどころか、矢吹くん程健康で生きのいいボクサーは
世界にも希である･･･とまでかいてある”と葉子。
”キニスキー博士が太鼓判を押してくれたのだから、
葉子の肩の荷がひとつ降りたというものだ”と笑う幹之助。
”私もそう信じて心の底から喜びたいけど･･･。”
と、カーロスでの一件を不安に思い出す葉子。
●幹之助車で出かける。葉子見送る。
（品川３３　あ１７－８２）
キニスキー博士より、国際電話が入る。
葉子は手紙のお礼を言い、更にお願いがある事を告げる･･･。
●夜、ロードワークに出るジョー。
ドヤの人々から”ホセ戦決定”の祝福を浴びる。
ジョーは途中、西のアパートに寄る。
西と紀子は部屋の整理中。
”二人の日取り決まったんだってな！”とピースサインを出すジョー。
”あ、まあ･･･そういうこっちゃ”と西。
うつむき照れる紀子。
”紀ちゃんと相談して、新婚旅行は後回し
･･･ジョーのセコンドにつかなあかんからな”と西。
”そんな事、心配すんなって、セコンドならジムに若いのがゴロゴロいらぁ！
新婚早々の色男をそんな野暮用で引っ張りだせるかってぇの！”
とジョー。
”何ゆうとんのや！･･･そないな事･･･一緒やで！これからもずっと、
ジョーのセコンドや！アホな事言わんといてや！”
とジョーに近寄り話す西。（悲しくて泣き出す西）
二人を見つめる紀子･･･。
”おい、わかった、わかったよ、西！”とジョー。
”矢吹くん、頑張ってね！”と歩み寄る紀子。
”あぁ、スカッと勝ってよ、二人の結婚に花添えさせてもらうぜ！”
とジョー。
”ありがとう･･･”という紀子だが、複雑な表情。
●西のアパートしたで待っていた段平と落ち合うジョー。
ロードワークの続きをするジョー。
”紀ちゃん、きっといい嫁さんになるぜ！”とジョー。
”ああ、西にはもったいねぇ位だ！”と段平。
”おっつあんも惚れていたんじゃねぇのか？紀ちゃんによ！”
とジョー。
ハッとなり、”この野郎！何て事言うんだ！バカバカバカ～！”と
怒りながら照れる段平。
自転車は石に引っかかりそのまま転倒･･･。^-^;
●浴衣を着ている子供達がジョーの帰りを泪橋で待っている。
（トン吉、サチ、太郎、キノコ）
”ジョー！遅いじゃないかぁ！
祭りに連れて行ってくれるって約束だろ～！”
と浴衣の裾を乱しながらジョーに向かって走るサチ。
（ジョーに指摘され慌てて整えるサチ^-^;）
●神社でお祭り。
上下PAN（モブの人々は制止画）
歩く人々（足部分のモブ作画）
横PAN（かるめ焼き、おめん、七味）
●金魚すくい
ジョーは上手くすくえない･･･。（５枚失敗）
隣のトン吉は見事にすくい取る。
軍配はトン吉に！（行司は太郎）
（背後にはお好み焼き屋があり、
子供達の後ろにはドサ回り興業者”河野”クリソツな人が。）
●ジョー達は綿菓子売り場に行く。
作ってくれているオヤジは”寅さん”クリソツです。
（寅さんはTV1でもウルフ戦で登場してます。）
●かき氷屋
いちご、あずき、ミルクと書かれたかき氷屋で一服するジョー達。
（ジョーとサチはイチゴ。キノコは綿菓子とイチゴ。）
食べている最中に花火が上がる。（花火の描写が綺麗）
キノコは”た～まや～！”と叫ぶ。（一同、笑い。）
●風車ではしゃぐキノコ。
背後から着いてくるジョー達。
（ずっと不在だったチュー吉がここで登場）
●日本に近づく飛行機。
機内、足下にハンカチを落としているホセ。
スチュワーデスが拾い、ホセに渡す。
”Is this yours?””Oh,Thank you.”
ハンカチを綺麗にたたみ、胸のポケットへしまうホセ。
●射的場で遊ぶジョー達。
見事ダルマに当てるジョー。
”百発百中でやんすね！”とキノコ。
●成田に近づくホセが乗った飛行機。
空港ではＴＶカメラ（ＴＶＫ）が待ち構えている。
”試合日が決定してからわずか２日目という早期来日”
と報じられる。
空港では葉子が出迎え、ホセと握手。
●ジョー達は祭りを後にする。
帰宅中にも花火が鳴り響く。
キノコは鬼のお面、サチはウチワ、太郎は飴、トン吉は金魚を持っている。
（チュー吉はまたも消える･･･。）

●Ｂパート
世界タイトルマッチ共同記者会見場
多数の放送陣が集まる。（外は雨･･･）
７３４号室ではホセｖｓ矢吹戦の調印式が行われる。
カバレロと段平は書類に目を通す。
（段平は緑のスーツ。）
調印式が終わりドアが開き関係者が出てくる。
（部屋の番号が７４３号室に･･･(^o^;）
最後に出てきた段平とジョー。
”ジョー、俺は･･･”と手を振るわす段平。
”わかってるよ、わかってるって！遂に来る所まできちまった。
もう、後戻りは出来ねぇって言いてぇんだろ！
･･･わかってるよ、そんな事は百も承知だ！”とジョー。
●調印式が無事終わり、記者会見場に現れるジョー＆ホセ陣営。
（段平、ジョー、大橋、ホセ、カバレロの順で座っている）
大橋部長は会見で、正式調印が無事終了した事と、
８月１７日、日本武道館で行われることも正式に発表。
ホセへ、挑戦者矢吹についてのコメントが求められる。
”ジョー・ヤブキ、グッドボクサー！チャレンジャーとして
申し分無い相手と出会えた事を神に感謝している”とコメント
（カバレロが通訳で応える）
”一月前の来日は異例だが･･･”の質問には、
”私に取っては決して異例ではない。私は常にベストでリングに登る！
それが、チャレンジャーへの礼儀だ。”との返答。
ジョーへは”今の心境は？”の質問
ジョーは帽子を回しながら、”別に～何もねぇよ。”の返答。
段平は”おい、ジョー！”と隣で慌てる･･･。
”それはないでしょう。無冠の帝王カーロスが敗れてから、
チャンピオンの事しか頭に無かったでしょう？”
と再度質問を受けるジョー。
少し間を持ち、帽子を被り、
”カーロスの事はともかく、今ハッキリ言える事は、
８月１７日を俺の最高の日にしてみせる！”と立ち上がり宣言するジョー。
●見つめ合うジョーとホセ。
ホセはジョーに歩み寄ってくる。
ホセは”お互いにベストを尽くそう”と言い右手をジョーに差し出す。
お互い固い握手を交わす。
フラッシュを浴びる二人･･･。
●ホセとの記者会見が終わり、
雨の中、タクシー（初乗り３８０円）で帰宅するジョーと段平。
ジョーは会見で握手した手を見て、少し微笑む。
●翌日、ロードワークや練習に精を出すジョー。
（縄跳び、パンチングボール、シャドー、サンドバッグ等のカットは
全てBANKが挿入される）
●葉子、ロータス７で空港に向かう。
（B747 06;30 PA1 06:45 CX41 07:10 KE1 07:15）
出国ロビーでキニスキーと待ち合わせをする葉子。
”お忙しい所、お呼びだてしてすみません”と葉子。
”今回はホセの定期検診のついで”と言い、
”その後のジョー”を気にするキニスキー。
（葉子とキニスキーは作画でエスカレーターを降りるカットあり）
●新丹下ジム
シャドー中のジョー。
”大降りばかりするんじゃねぇ！もっとジャブを使って！”
”もっと状態を柔らかく！腰がふらついてる！”
と指導する段平。
”世界タイトルマッチともなると熱の入れようが違う”
と集まった記者陣。
”時差ボケと日本の気候に慣れるため、下田でミニキャンプ”
というホセの情報も入る。
●”何をグズグズしてんだ！もうすぐ始まるってのに！”と、
サチ、キノコ、トン吉がジムへ催促に来る。
”いけねぇすっかり忘れていた”とジョー。
”もうそんな時間かぁ”と段平。
●シャワーを浴びるジョー。
●段平は記者陣に練習は終了し、西の結婚式出席を伝える。
●浅草教会
ジョー達の到着を今か今かと待っているドヤ住民（ミカン男）
慌てて駆け込んだジョー達。
教会内は子供達が騒ぎ、泣き叫ぶ赤子、正座して数珠を持ちお経を唱える老人、
一升瓶を持ち込みすでに酔っぱらっている人々･･･と大変騒がしい。
”何とも騒がしい結婚式になりそうだわい･･･”と不安な段平。
●ピアノ演奏（結婚行進曲）され、
”只今より、新郎新婦のご入場です”と神父。
赤子は泣きやみ、騒がしかった会場が静まり息をのみ入り口を一斉に見つめる。
ドアが開き、入場してくる西と紀子。
紀子の美しさに唖然と見入るドヤの人々。
（西のネクタイの色パカあり）
”よぉ！色男！デレデレ鼻の下伸ばしてねぇで、シャキッとしろ！
新品のモーニングが泣くぞぉ！”と茶化すジョー
●指輪の交換
西、真っ赤になり震える。
”よぉ西！震えてねぇでしっかりしろい！”とジョー。
会場は大笑い。
紀子の両親は泣き出す･･･。
指輪を紀子にはめる西。
クラッカーが鳴り、紙吹雪も舞い、会場大騒ぎ！
トン吉はラッパを吹く。
ジョーも嬉しそうに手を叩く。
●浅草公民館/林家、西家　結婚披露宴会場。
スピーチの依頼を受けるジョー。
（ミカン男はスピッツと言い、”スピッチ”だと指摘を受ける＾＾；）
”よう、西！そして紀ちゃん！おめでとう！
西、俺達が初めて出っくわしたのはよぅ、
忘れもしねぇ鑑別所だったよな”とジョー。
その言葉にビールを吹き出す林屋主人。
ジョー、おい！･･･と焦る段平。
西は照れて真っ赤に･･･。
”人里離れた塀の中～この世に地獄があろうとは～♪
･･･と、歌に歌われた東京鑑別所よ！”と歌を歌うジョー。
紀子は複雑な顔でジョーを見つめる。
”そして、俺達二人は随分派手に殴り合ったっけ･･･その殴り合いが
こっとは商売になっちまってよ、
おめえはちんまりと大人しく収まりやがって模範青年、
オマケに可愛い嫁さんをものにして！･･･ま、せいぜい幸せになってくれや！”
と挨拶を終えるジョー。
紀子はまだあきらめきれない様な表情でジョーをみつめる。
●浜辺でロードワークをするホセ。
背後からカバレロが乗るジープが着いてくる。
キニスキーが到着した事をホセに告げ、明日東京に戻り、
定期診断の後、早速スパーリングに入る事も告げる。
波打ち際に立ち、コークスクリューパンチで海水を弾くホセ。
”ハハハ・・・ジョーヤブキ！”と、コークスクリューを打つホセ
（T.B全身へ）

ハーモニーショット

★段平はジョーにスパーの相手をしてやる！･･･と言い、リングにあげる。
リングでジョーと格闘中に、ホセ戦決定の喜びを伝え、
パンチかわし喜びを分かち合う。
”８月１７日！場所は武道館だぁ！どうだ、文句あるかぁ！”と段平。
”あるわけねぇよぉ！”と嬉しそうなジョー。
段平の顔面を左フックで捉えるジョー。Ｔ．Ｕハーモニー(１)
★”ホセ、やっと捕まえたぜ！やっとな！”とジョー。
前カットから、ホセのバストショットＴ．Ｂ＆ちょいＴ．Ｕハーモニー（２）
★ジョー達は祭りを後にする。
キノコは鬼のお面、サチはウチワ、太郎は飴、トン吉は金魚を持っている。
帰宅中にも花火が鳴り響く。
花火がジョーの顔の横で光り輝く。ハーモニー（３）
★浜辺でロードワークをするホセ。
波打ち際に立ち、コークスクリューパンチで海水を弾くホセ。
右手のアップ。ハーモニー（４）
★”ハハハ・・・ジョーヤブキ！”と、コークスクリューを打つホセ
T.B全身へ　ハーモニー（５）

５枚　（合計３３０枚）

注目ポイント

★世界バンタム級タイトルマッチ（ホセメンドーサ対矢吹丈）が
８月１７日、日本武道館に決定。
ジョー２は番組放送時期と季節を合わせてあるので、
８１７決戦は放送日に合わせた設定になってます。
しかし、以前葉子から”早ければ秋”という言葉がありましたが、
これは当初予定話数だった５２話だとその時期になりますので、
放送話数短縮は番組制作途中で決定したのでしょうか？
それとも”秋”と言うのはそれほど意味が無かった言葉なのでしょうか？
いまだ謎です･･･。

ジョーは”８月１７日を俺の最高の日にしてみせる！”・・・との宣言を記者会見で発言！

★パンチドランカーについて
『パンチドランカーに侵されたボクサーは、例え表面上上り坂にあり、
気力が充実している様に見えても、拭いがたい共通の弱点が発見される。
例えば、試合経過が始めから優勢に展開すれば、
そのまま勢いに乗って押し切ってしまうが、一端強烈なダメージを受けたら、
元に戻ることは難しくなる。正常なボクサーであれば、肉体的なダメージを
精神的なファイトでカバーも出来るが、パンチドランカーになると、
ファイトを持続することが出来ず、五体の動きが目に見えて鈍くなり、
眼球の視点も定まらず、夢遊病者の如く化す。』

★神社での祭りを楽しむ、ジョーと子供達。
子供達はチュー吉が省かれていることが多いです。
しかし、祭りで１シーンだけ登場してます。
かき氷屋にて、
いちご、あずき、ミルクと書かれたかき氷屋で一服するジョー達。
（ジョーとサチはイチゴ。キノコは綿菓子とイチゴ。）
食べている最中に花火が上がる。
キノコは※”た～まや～！”と叫ぶ。
※玉屋についてうんちく

★ジョー達が綿菓子売り場に訪れるシーンで、
綿菓子を作ってくれているオヤジは”寅さん”似です。
寅さんはTV1でもウルフ戦で登場してます。
更に、ＴＶ１の１話で”男はつらいネ”というポスターが貼られてます。

★西と紀子の結婚式は浅草教会、披露宴は浅草公民館で行われる。
ジョーは”人里離れた塀の中～この世に地獄があろうとは～♪”と披露宴で歌を披露。
曲名：『練鑑ブルース』
梅宮辰夫主演の映画『不良番長シリーズ』
（1968～1969）のテーマソングにも使用されてます。

原作の西はポマードで髪型をリーゼントにして式に登場。
以前カーロスに服を貰ったドヤの住民も参列し、披露宴では最前列に座っています。
カーロスの服はきっと一張羅としてここぞという時に着ているのかと思われます。

原作で注目された”紀子の表情”はアニメでもバッチリ表現！
紀子の微妙な心理状況がこの表情に凝縮されています。

所持セル画リンク→

スタッフ＆キャスト

脚本：高屋敷英夫

絵コンテ：竹内啓雄

ディレクター：大賀俊二

原画：札木幾夫・本木久年・大塚伸治・平山智
　　　杉野佐秩子・児玉兼嗣・小林慶輝・神宮慧
動画：加藤涼子・高奥誠也・吉田悦子・佐々木章子・小沢尚子
　　　金子茂子
仕上げ：スタジオロビン　大野八重子・三木貴子・世良深雪
　　　　下條潤子
撮影：高橋プロダクション　宮内征雄・斉藤佳三・細野正
　　　中村喜則・宇田川孝
　　　
制作進行：斉藤昭一郎

声の出演：平林尚三（大橋運動部長）、長堀芳夫【現：郷里大輔】（新聞記者）、
　　　　　　　服部れい、マイク・バーロー（キニスキー博士）、池田史比呂（カバレロ）、
　　　　　　　鈴置洋孝（松木）、北村弘一（神父）、井口成人（新聞記者）、
　　　　　　　斉藤昌（林屋おかみ）、矢田稔（林屋主人）、水野鉄夫（ドヤ街住人）、
　　　　　　　小比類巻孝一（アナウンサー）、池水通洋（新聞記者）、松田重治（河野）