あしたのジョーファンサイトSOUL OF JOE

『葉子・・・その愛』

★第44話/1981.8.10放送/視聴率8.3%★

ストーリー

ホセとのタイトル戦前夜、
ウルフは以前ジョーに借りたお金を返しに来る。
二人は久し振りの再会に盛り上がる。

遂にバンタム級世界タイトル戦当日を迎える。
タイトル戦会場となる日本武道館には、
かつて少年院時代を共にした仲間も続々集まる。

試合会場控え室を訪れた葉子は雲隠れしていた
ジョーにようやく会う事に成功。
葉子は意を決してパンチドランカー症状について
全てを話すが、ジョーは動じない。

リングに向かうジョーを遮り、
「好きなのよ、矢吹くん・・・あなたが!」
思わず告白する葉子だった・・・。

マニアック視点

●8月16日、ホセ戦前夜に”林屋食品店号”(運転は西)で
帰宅するジョー&段平。
(品川33へ96-25)
段平は麦わら帽子を被っている。
ジョーは”どぶ川”の匂いで帰宅を確認。
丹下ジム前にはかぎつけたブンヤ達が待ち受ける。
●ジムに着いたジョー達は荷物を運ぶ際に記者達からインタビューを受ける。
”明日が試合だって言うのにどこの雲隠れを?”
”ホセに対する秘密兵器か何か編み出してたのか?”
10ほどいる記者達に対し、丁重に挨拶し断る段平。
タイトルへ。
●新ジム屋上で物思いに耽るジョー。
(洗濯物は干しっぱなし)
※屋上の広さは1枚1m四方ほどのコンクリ12×9枚の広さ
段平やってくる。
”どうした?眠れないのか?”と段平。
ジョーは”眠ろうと思えばいつでも眠れる”と言い、
小さい時にいた孤児院の話を段平にし始める。
(ジョーの遠方には丸井が見える)
いろんな孤児院をたらい回しにされどこも好きになれなかったが、
年に2回の遠足が楽しみだった・・・胸がワクワクし、
前の晩は寝付けなかった・・・と話すジョー。
ジョーの口から小さいときの話を聞くのも初めてで、
しかも遠足が楽しみ・・・段平は安心しホッとする。
(段平は折りたたみ式のイス座る。イスは背景処理。
座っている部分はちゃんと凹んでいる)
”遠足ともなれば、先公の目をちょろまかして
逃げ出すチャンスがゴロゴロあったからなぁ”とジョー。
段平はハッとなる。(腹部分、色パカあり)
段平背後にMALMI(○美)という看板あり。
●遠足の列から離れて、一目産に走る・・・。
(BGM:小さい秋見つけた)
そして対外、山が見えてよ、ちょっと遠くにな。
だから俺はその山に向かって走るんだ。
その山を超えちまえばきっとよぉ、きっと凄げえ所に出そうな、
そんな気がしてな・・・走ったもんだ、全力でな。
(ちびジョーを追う先生。ジョーはトカゲを投げつけ、先生を振り切る)
逃げてきたちびジョーは雨の中、神社の賽銭箱隣で雨宿り。
・・・けどよぉ、何度逃げ出しても、何度山を越えても、
凄げえ所には行けなかったよ。
(雪の降る中、海辺でメロンパンを食べるちびジョー)
●”ホセ・メンドーサ”と一言言う段平。
(珍しい左真横顔ショット。)
”おめえは明日、ホセ・メンドーサと言うどでけぇ山を越えるんだ!
超えるときっと凄げえ所に出る!”と段平。
”どんな?”とジョー。
”そりゃ、おめえ、ボクサーなら誰だって、夢に見る栄光の座だよ”
”それだけかい?”
”ハハハ・・・他にもきっと色々あるだろうが・・・とにかく超えられるか超えられねぇか、
ふもとには立った・・・頑張ろうぜ!”とジョーの肩に手を置く段平。
●ジム内で鳴り響く電話。
段平が取ろうとすると、ジョーはその手を制す。
首を横に振ると、段平は”そうだったな・・・”と電話を取るのをやめる。
(電話はダイヤル式。作画はセルでなく背景描写)
電話の相手ももちろん葉子。(ピンクのボウタイワンピース姿)
●起きる時間ギリギリまで誰も入れないと言い残し、ジョーを寝かせる段平。
ジョーはぼんやりと電灯を見つめている・・・。
(掛け布団は無し。敷き布団の上に私服で寝ているジョー。
青の半袖Tシャツにお馴染みのズボン)
●ウルフ金串がやってくる。
ジム1階のドア下に封筒を入れようとした所で2階から声をかけられる。
”ウルフじゃねえか!”とジョー。
(ランニングのシャツにトレパン姿のジョー)
”これなぁ、いつか借りたヤツ、遅くなったけど返しに来たんだ”と、
30万円を返しに来たウルフ。
”今、下に行くよ。ちょっと待っててくれ!”とジョー。
●SNACKまじっく
”いいのか?矢吹?明日は大事な・・・”とウルフ。
”大事な試合の時の前はいつもこんなさ。どうせよく眠れねぇ。
カーロスの時、力石の時もそうだった。ウルフよ、おめぇん時もそうだったぜ”とジョー。
”へへっ、そうかい、ウソでもよ、そう言ってもらうと嬉しいなぁ。”とウルフ。
奥のカウンターではゴロマキ権藤が一人で飲んでいる。
ジョー達に気付き立ち帽子を脱ぎ、近づこうとするが、話が弾んでいるのを見て、
遠慮し、席に戻る。
ウイスキーに指を入れてそのままテーブルにVの字を描くゴロマキ。
(手袋をしたまま)
ウルフのおごりでスナックを出るジョー。
その様子を見るゴロマキ。
そして、”前祝いにもう一杯たのむぜ!”とコップを差し出すゴロマキ。
”はっ?何の前祝いで?”(声:葉子運転手)
”俺の大事な人がよ、一世一代の大勝負するんだ!”とゴロマキ。
しかし、”おい、これじゃねぇ!もっと上等なヤツだ!”と水割りを
つけ返すゴロマキ。(何が欲しかったのでしょうか?)
●店を出たジョーとウルフ。
(ウルフを大きなリアクションでジョーと会話。
Coffee麗Snack、中華料理京華と書かれた看板横を通る二人)
川沿いを歩く二人。
(サン工芸の看板。 紀ちゃんとのデート付近?)
シャドーをしながら楽しそうに歩き話すウルフ。
板金塗装屋の前でジョーに両手で握手をし分かれるウルフ。
(BGM:ミッドナイトブルース)
●ジムに戻ってきて(夜中?)サンドバックを叩くジョー。
練習生達慌てて起きてくるが、段平が”静かに!”と制す。
●8月17日朝。
サチの目覚ましが鳴る。7時起床。
(目覚ましはガンバの冒険)
そのまま大急ぎで着替えて駆け出すサチ。
キノコもパンをくわえながら走る。
トン吉は寝巻きのままラッパをならして出かける。
空き地に太郎、サチ、キノコ、トン吉、チュー吉が集まり、
太郎のかけ声と共に”ドヤ街応援団”の早朝練習が始まる。
キノコの”矢吹コール”の後、ドヤ街の人々が押し寄せに来る。
大規模な応援練習に。
ミカン男は”なまるな岩手県!”と言われて、”弘前”と答える。
ミカン男は青森出身と判明。
●まだスヤスヤと寝ているジョー。
●公団で新婚生活中の西と紀子。
コーヒーを入れる紀子。
新聞に食い入る西。
矢吹・ホセ戦日本武道館 今夜ゴング(新聞記事)
”コーヒーおかわりは?”の呼びかけが聞こえない西。
パンを食べながら”紀ちゃん、絶対ジョーは新チャンピオンや!
なにせ、ワイがセコンドにつくんやさかいな!”と言う西。
”うん”と相づちをうつ紀子。
武道館で待ち合わせる約束をし、先に出る西。
”行ってきます”と言う西。
(背後の団地から階数は5階以上ある事がわかる
視点的に西宅は2階くらい?)
”行ってらっしゃい”と微笑む紀子。
しかし、ドアが閉まった後に少し笑顔が曇る。
ジョーの”完全燃焼”発言の回想へ。
床に広げられた新聞の前でたたずむ紀子。
(電話は黒電話。ベランダの窓が開いている)
●段平、ジョーを起こしに来る。
”おい、ジョー、時間だよ”と段平。
”イイ朝だなぁ、おっつあん。よ~く、眠れたぜ。”
微笑むジョー。

●Bパート
九段下付近。
(日本紅茶、FEC、河野、西山・・・等の看板)
行き交う人々。
(モブ作画です。色トレスは無し)
日本工業と書かれた看板隣に駅ホーム。
モブ作画の中から、青山登場。
北口から出た青山は、ガイコツの声をかけられる。
”ガイコツさ~ん”と叫び、人混みの中近づく。
(本名で呼べって^-^;)
他の仲間は近くの茶店に集まっている。
駅付近
(KP塗料、パン屋の看板)
茶店に集まる少年院仲間。
オレンジジュース、コーヒー、紅茶等を注文し、
昔の話に花を咲かせている年少仲間達。
(ガイコツはオレンジジュース)
”とにかくよぉ、大したもんさネ!我が東光特等少年院を出てよ、
一番の出世頭はなんたってなぁ!・・・もっともあの力石さんが生きてりゃ、
ヤツといいトコ争ってると思うけどなぁ!”とゲリラ。
(ガイコツ、青山、ゲリラ、ゲリラ正面にワルが座っている)
店員も含め、周りの客はゲリラ達の話に釘付け。
ワルは”俺だって出世したぜ!”と、
”埼玉ナインイレブン本雇い”を自慢するが、
”世界と日用雑貨”の違いに仲間に笑われ、
”スケールが小さい”と頭に水をかけられる。
(コップの水をかけられるワル。ちょっと酷い(^_^;)
『俺達の希望さ!今や矢吹はよぉ!』とゲリラ。
青山はジョーの昔の印象として、農作業場の片手桑の話を切り出す。
(回想シーン挿入。夕陽の中、片手桑でスナップを鍛えるジョー)
”あの頃の矢吹は力石さにまるっきり歯が立たなくてよぉ、
年がら年中歯食いしばって何かやってたよなぁ”とゲリラ。
(回想。力石葉っぱくわえて立ち、ジョー服のままシャワー浴びて力石をにらむ)
『ホント、向こう気が強いって言うのか、意地っ張りっていうのか、
もし、負けず嫌い病って何てのがあったとしたら、
アイツはそれの重傷だったと思うね・・・』とガイコツ。
”荒縄のリングでの力石対決”も石をグラブの中に握りしめていた話を話題にする。
(回想シーン。雨降る中、力石との荒縄リング対決。)
『今でも・・・変わらないんじゃないんですか、矢吹さんって・・・。
時々、矢吹さんの試合をみていつもそう思うんです。
僕なんか、今やっと自分の仕事にも世間にも何とか馴染んじゃってるけど、
ふと、少年院時代の・・・何だか発砲破れの・・・そりゃ、親や社会からは見捨てられていたけど、
何か、何かいつでも爆発出来そうなカーっと照りつける太陽の様な、何かこう力強い、
そうだなぁ・・・きっと、青春ってヤツだったのかもしれないけど、
そんなモンが今、何とか一人前に過ごしている今、
無くなってしまっている様な気がするんです・・・自分自身。
あの野菊島の東光特等少年院にいた頃、うんと遠い、全く昔の様に
・・・でも時々TVで見る矢吹さんって、全く同じなんですよねぇ。
あの頃と全然変わっちゃいない!僕が、いや、僕だけじゃない。
ゲリラさんもガイコツさんもみんな、みんな変わってしまった様に思えるのに、
矢吹さんだけ、”矢吹ジョー”だけが何か、僕たちが過ごしてきた遠い青春を
今でも一人忘れずに引きずっている様な・・・そんな気がします。
それが、とても嬉しくて・・・。』
(青山話出しで背後の”ドガ”の絵をPAN.UPし、少年院の空に繋げる演出)
(豚ズラ、力石との初対決のクロスカウンターの回想シーン挿入)
最後は、涙ぐむ青山。
”学校の先生や小説書き”をやってるのかとトンネルに聞かれる青山。
”地方の小さな工場の工員”と答える青山。
(俯瞰。年少仲間10名を捉える)
ちょっとしんみりする仲間達。
16:00になり、”ちょっと早えぇが、武道館の方に繰り出すか!”とゲリラが言う。
(青山を演じた声優、千葉繁氏の熱演が最高。
時折台詞に合わせメガネを直す動作の演出も効果的です。)
●歩道橋の上で考え込む須賀。
『結局、書けなくなっちまったってのが、本音かなぁ。
ヤツが少年上がりでデビューして依頼追っかけて、
ライフワークとして少しずつ書きためて、今日の世界戦でクライマックスになる筈だった・・・。
ドキュメント”狼になろうとした男、矢吹丈”タイトルまで考えていたんだけどな』と、
ホセ戦のチラシを出しながらつぶやく須賀。
(チラシには世界バンタム級タイトルマッチ 矢吹丈VSホセ・メンドーサ
パーフェクトボクサーと野生のケンカ屋の対決と明記。)
”知らない内に俺はヤツを冷静に見れなくなっていた。
・・・そうなりゃ、ルポライターとしては失格だ。本物のドキュメントは書けはしないからな。
今夜はひとつ、大声を張り上げて矢吹に声援でも送るか”と人混みの中歩き出す須賀。
●白木邸。
武道館への車の用意が出来た事を葉子に伝える幹之助。
しかし、幹之助は本日の試合に行かないことを葉子に告げる。
●夕暮れ時。武道館。
行き交う多数の人々。
青山達、ゴロマキ陣営の姿も人混みに混ざる。
●ジョーは控え室窓から入場する多数の人々を見つめる。
段平が報道関係者の試合前インタビュー依頼を聞くが、
”すまねぇが、一人にしておいてくれねぇか”と断る。
”じゃあ、ワシが返事をしておくわ”と言い、西達を控え室から退却させる段平。
●葉子登場。
段平達が出て行った直後に葉子が控え室に入ってくる。
『こんばんは、矢吹くん。散々逃げ回ったけど、
この武道館の控え室だけにはやって来ない訳には行かなかったわね。』
気怠そうにイスに腰掛けるジョー。
近寄る葉子。
『矢吹くん、リングに上がるのはおやめなさい。』
『ハッ、冗談きついな、お嬢さん。』
『手紙に書いたあなたにとってもう一つの事実と言うのは・・・』
『どうした?早く言えよ。』
『矢吹くん、あなたの全身はパンチドランカー症状に蝕まれています。
しかも、相当重傷の・・・これは、ドクターキニスキーの診断であり、
厳然たる事実です。』
『だから、どうした?』
『えっ?・・・だからどうした?・・・そう、知っていたの・・・。』
『自分の体だもんな、大分前から薄々な。』
『知っているのなら尚更だわ。今すぐに引退を表明して!』
『今月は墓参りに行ったのかい?力石の・・・。』
『あなたもカーロスの様になりたいの?あの可哀想なカーロス・リベラの様に!』
『よしなよ、カーロスの事は・・・ようそうや、な。』
『今更、今更、試合を中止するとすれば、
当然莫大な違約金をチャンピオンや主催者達に支払わねばならないでしょう・・・でも、
そんな事は私は全て責任を持ちます。・・・だから!』
『もうすでにポンコツだからとか、勝ち目があるとか無いとか、そう言う事じゃ無い。
そりゃ、あんたもよ~く知ってる筈だ。俺はそうやってここまで来た。そしてこれからもだ。』
『矢吹くん・・・。』
『せっかくだが出て行ってくれないかな、ここは女の来る場所じゃねぇ。』
『矢吹くん・・・。』
『あんたが出て行かねぇのなら、俺が出て行く。』
『待ってよ、矢吹くん。・・・お願い、待ってちょうだい・・・お願いだから、
リングに上がるのだけは辞めて。一生のお願い。』
『好きなのよ、矢吹くん!あなたが!・・・好きなのよ、最近まで気が付かなかったけど。
お願い、私の為にリングに上がらないで!
この世で一番愛する人を廃人となるリングに上げる事は絶対に出来ない!』
”おぃ、ジョー!そろそろ出番だっ!
おぃどうした!開けろ!おぃ、ジョー!”と段平がドアを叩く。
『リングには、世界一の男が俺を待っている・・・だから、行かなきゃな。』
『矢吹くん・・・。』
『・・・ありがとう。』
ドアを開け、外に出るジョー。
”何やっとるんだ、中に誰かいるのか?”と段平。
”いや、さぁ行こうぜ”と言い、ドアを閉めるジョー。
”矢吹くん・・・。”ドアの内側では葉子が・・・。
●廊下を歩くジョー。
●控え室で座り込んでいる葉子。
足下から顔までPAN.UP
(劇場版ではPAN.UP無し。顔のみ)
●”これより矢吹選手の入場です!”アナウンス入る。
観客の声援。(ハーモニー画、カウントせず)
ウルフ金串の姿。(タバコを手に持つ。禁煙では?)
キニスキーとカーロスの姿。
ゴロマキ陣営の姿。
年少仲間の姿。(先程と衣装が違う。ガイコツは頭も(^_^;)
●”世界チャンピオン、ホセ・メンドーサの入場です”アナウンス。
メキシコの国旗を先頭に入場するホセ。
ドアを開け、会場に現れる葉子。

ハーモニーショット

★ジョー&段平はホセ戦前夜(8月16日)にジムに帰宅。
待ち受けていた新聞記者達にフラッシュを浴びる。
林屋号から荷物(寝袋?)を降ろすジョー&段平。T.Bハーモニー(1)
★林屋号から用具(グラブ等)を降ろすジョー&段平
フラッシュを浴びながらT.Bハーモニー(2)
★ジム入り口へ荷物を運ぶジョー&段平。手伝いに来る練習生達。
フラッシュを浴びながらT.Bハーモニー(3)
★公団で新婚生活中の西と紀子。
コーヒーを入れる紀子。
新聞に食い入る西。
矢吹・ホセ戦日本武道館 今夜ゴング(新聞記事)
手前に西なめ、新聞カットT.Bハーモニー(4)
★試合当日の朝、段平はジョーを起こしに来る。
”おい、ジョー、時間だよ”と段平。
”イイ朝だなぁ、おっつあん。よ~く、眠れたぜ。”
微笑むジョー。ハーモニー(5)
★歩道橋の上で考え込む須賀。
『結局、書けなくなっちまったってのが、本音かなぁ。
ヤツが少年上がりでデビューして依頼追っかけて、
ライフワークとして少しずつ書きためて、今日の世界戦でクライマックスになる筈だった・・・。
”ドキュメント狼になろうとした男、矢吹丈”タイトルまで考えていたんだけどな』と、
ホセ戦のチラシを出しながらつぶやく須賀。
チラシには世界バンタム級タイトルマッチ 矢吹丈VSホセ・メンドーサ
パーフェクトボクサーと野生のケンカ屋の対決と明記。
写真カットハーモニー処理。T.Bハーモニー(6)
★”世界チャンピオン、ホセ・メンドーサの入場です”アナウンス。
メキシコの国旗を先頭に入場するホセ。
ドアを開け、会場に現れる葉子。
心配そうに見つめる葉子PAN.UPハーモニー(7)

7枚 (合計348枚)

注目ポイント

★遠足が大好きだったエピソードを段平に話すジョー。
孤児院の遠足は年2回。チャンスを見ていつも逃げ出していた。
映像では小さい時もお馴染みの服装(帽子&コート)に^-^;

★ウルフが試合前夜にジョーから借りた
借金の30万円を返しに来るエピソード。
SNACKまじっくでウルフと笑談。
同スナックにゴロマキ権藤も同席するが、二人をそっと見守る。
カウンターに指でVサインをし、祝いの酒をそっと注文。

★公団が当たり、団地で新婚生活中の西と紀子
西が出て行く際にBG表示で5階建て以上の建物だと言う事が判明。
西宅は視点的に2階くらいの位置。

★年少の集まりのシーンで”青山の語り”
青山を演じた”千葉繁”氏の熱演。
台詞も含め、素晴らしい演技&演出。
ガイコツに”沢りつお”氏。
(仮面ライダー等の怪人の声役を多数こなしてます)
ゲリラには”鈴置洋孝”氏。
(葉子に同行する松木役がTV2ではメイン。
TV1では飯塚昭三氏が演じました。)
年少仲間達の声はTV1から全てチェンジしてます。

★ドガについて。
青山が語り出すシーンで壁に掛けてあった”ドガ”の絵が印象的でした。
ドガ/舞台の踊り子
←是非見てください。

★須賀のレポ。
”狼になろうとした男、矢吹丈”を書きためていた・・・。

★葉子告白シーンは全て大橋学さん原画です。
葉子が来る前にジョーが控え室から観客を覗くシーンで振り返るモブは
大橋学さんご自身の似顔絵!
大橋学さんHP
http://www.maocloud.net/

所持セル画リンク→

スタッフ&キャスト

脚本:篠崎好

絵コンテ:さきまくら

ディレクター:竹内啓雄・大賀俊二

原画:札木幾夫・本木久年・大橋学・平山智・大塚伸治
   小林慶輝・杉野佐秩子・森本晃司・福島敦子・塚田信子
動画:橋本明美・岩田道代・遠藤祐子・高橋千代子・蛭田真弓
   堀隆
仕上げ:グループジョイ 岡田みどり・鈴木孝子・中野博美
    照井美子
撮影:高橋プロダクション 宮内征雄・大田勝美・平山昭夫
   安津畑隆・小林武男
   
制作進行:柳内一彦

声の出演:井口成人(新聞記者)、池水通洋(新聞記者)
       水鳥鉄夫(ドヤ街の人)、小比類巻孝一、沢りつお(ガイコツ)
       千葉繁(青山)、鈴置洋孝(ゲリラ)、田口昴(ワル)、友生隆久

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