あしたのジョーファンサイトSOUL OF JOE

『ホセ対ジョー・・・闘いのゴングが鳴った』

★第45話/1981.8.17放送/視聴率9.2%★

ストーリー

遂に世紀の一戦が幕を開ける。

ジョーは段平の助言を無視し、初回から猛ラッシュをかける。
しかし、ホセは最小限紙一重の動きでジョーのパンチを見切り、
コンピューターの如く的確に攻撃を繰り出す。

セコンドのカバレロからコークスクリューの指示が出るが、
”その必要は無い”と判断し、ホセは指示に従わない。

ホセはジョーの両肩を掴み好きに自分を打たせ、
”ハワイでの再現”を狙うが、ジョーはゴングに救われる。

ホセは、コーナーサイドに現れたカーロス・リベラに動揺。
一瞬の隙を着き、ジョーは反撃に出るがホセは動じない。

ジョーは度重なるダウンを浴び、絶体絶命かと思いきや、
パンチが不思議とホセにヒットし始める・・・。

マニアック視点

●44話BANKとなるジョー&ホセの入場シーンよりスタート。
リングロープをくぐるホセ、ハーモニー化。
タイトルへ。
●メキシコ国家曲流れる。
『過去、数え切れない程の世界タイトルマッチが日本で行われ、
多くの世界チャンピオンが来日しました。しかし、しかしこれ程、圧倒的な強み、
完全度を伝えられたチャンピオンがあったでしょうか!?
まさしくキングオブキングス、王者の中の王者、ホセ・メンドーサです!』
日本国家曲流れる。
『迎え撃つ、我が日本ボクシング界のホープ、矢吹丈。
殺し屋、野生の男、地獄よりの使者・・・そして、色々と話題を作りました。
沢山の素晴らしいファイトでファンを喜ばせました。
その、矢吹が今日は晴れて、堂々の世界に挑戦です。
燃えているでしょう!きっと、炎より赤く!』
(日本国旗はためく中、ジョー陣営達、作画でT.Bする)
●”赤コーナー、世界バンタム級チャンピオン118パウンド、
ホセメンドーサ、メキシコ!”右手を高々と上げるホセ。
”青コーナー、世界バンタム級第4位、117パウンド1/2、
丹下ジム所属、矢吹ジョー!”
(がんばれ泪橋・・・と書かれたジョーの応援団の中のゲストキャラに、
ミス・お釜氏、出崎監督、タッチの達也&南ちゃんまでいます。)
ジョーは立ち上がり、軽くステップを踏むように両手を上げてファンに挨拶。
●”やぶき~、負けたら承知しねぇぞっ!”
(赤いTシャツ、西風の男が叫ぶ)
”今夜こそ本当に奇跡を呼ぶ男になってくれよ~!”
(青いシャツ、出崎監督風の男が叫ぶ)
●声援に応え、コーナーに戻ってくるジョー。
”今までのどんな試合よりも、今夜の試合はリラックスしてるよ”とジョー。
しかし、”冷や汗を拭いてやる”と段平。
ジョーは”よせよ、冷や汗なんか浮かべちゃいねよ”と、拒否。
(段平なめ、ジョーアップ。顔には冷や汗)
●ホセ陣営はゆとりを持って、グラブのテーピング。
●”解ってるな、ジョー。まずはスタミナ温存、
チャンスまで辛抱出来るかどうかが、勝負の分かれ目だ”と、
ジョーにアドバイスする段平。
(コーナーのジョーの顔には思いっきり入射光が入る。※劇場版の入り方とは違います。)
●R1開始早々、いきなり突進してくるジョーに驚くホセ。
”あのバカ、何やってんだ!ワシの言う事全然聞いてねぇじゃねえか!”と段平。
ホセをコーナーに追い詰めるジョーしかし凄い大振り。
”まるでこの第一ラウンドが最終ラウンドであるかの様に!
一呼吸もおかずにパンチを繰り出します!”と、
ジョーのラッシュ攻撃を形容するアナウンサー。
(客のモブ横PAN みゆきキャラ、エル等の遊びキャラ混ざる)
●ジョー、ホセの反撃のパンチを浴びる。
”スタミナの温存だって?もったいねぇ事言うんじゃねぇよ、おっつあんよ。
この世界一の男と二人、俺は今リングにいるんだ。一分一秒、疎かには出来ねぇんだよ。
言ってみりゃ、この一秒一秒が俺に与えられた最後のチャンスだ。
瞬きするくらいも惜しいくらいによ。俺にとっちゃ、貴重な時間なんだぜ。”
(ジョーとホセBGが透過光に包まれながらカメラは激しく視点を変え回転する。)
●1R終了し、段平が止めに入る。
”ジョー、今の攻撃は格下の相手を一気に攻め落とす時のやり口だ!
一体、誰と大戦していると思ってんだ!
次からでも遅くはねぇ!ワシの言うとおりスタミナ温存のペースに切り替えるんだ。
でねえと、恐ろしい結果になるぞ”ジョーにアドバイスする段平。
・・・しかし、聞く耳を持たないジョー。
●キノコの応援入る。
フレーフレー矢吹っ!ドスコイ、ドスコイ、矢吹っ!
(まずドヤの人々側に向き直りアクション。その後、リングに向き直るキノコ。
キノコの立ち位置が共にずれている。)
●2R開始。
西からマウスピースを貰い飛び出るジョー。
ジョーにかけ声を送る段平だが・・・。
”矢吹っ!またもや突進!チャンピオンに襲いかかります!”アナウンス。
”ジョー!ワシの言う事を聞けっ!”とコーナーから叫ぶ段平。
ジョー、ホセの連打を喰らい、早くもダウンするかと思いきや、踏みとどまる。
(記者達のフラッシュを浴びる)
すかさず、反撃をするジョーだが、ホセ軽く交わし、反撃。
”出たっ!コークスクリューパンチ!”と解説。
ジョーはロープへよろける。
ノーガードでジョーにゆっくり近づき、再度コークスクリューの連打!
”再び、コークスクリュー!最悪になりました!矢吹!”とアナウンス。
”何やってんだ!矢吹!それじゃまるでガキのケンカだぜ!”とゴロマキ陣営
(ゴロマキもビックリした表情)
”もっとシャープに!シャープに行けっ!”と声援のウルフ。
”ジョー、ヤブキ・・・”心配し、見つめるカーロス。
”その気力が・・・気力が充実し・・・緊張し、大きな目的意識を持って突き進む限り、
パンチドランカー症状は現れにくく、時として一時的にその症状を駆逐し、
正常なものと全く変わらない動きをする場合がある・・・しかし、
しかしながらその気力の持続は長くは続かない。やがてはその破滅が、
より大きく、より重くのしかかってくる。”とキニスキーの言葉を心で重複し、
ジョーを見守る葉子。
2R終了。
ホセ、息が荒いジョーを冷静にじっと見つめる・・・。
●”最悪の事態ってやつだ、こっちはいたずらにスタミナを消耗。
向こうは軽く流しながら、楽々オメエにダメージを与えてる。”と段平。
しかし、ジョーは”スタミナもダメージもまだ受けてない”と返答。
●3R開始。
またも突進するジョー。
”あの野郎、バカの一つ覚えみてぇに・・・”と段平。
”おっちゃん、ホセがあんまり動かんようなりましたな”と西。
『あれがホセならではの防御テクニック見切りってヤツよ』
『見切り?』
『無駄な動きを抑え、最小限紙一重の差でジョーのパンチを交わしている・・・。
並の選手にはとても出来ねぇ・・・ホセならではの高等技術よ。
あれなら自分の体制は崩してねぇから、どっからでも反撃出られる!』
”見切り”後、コークスクリューの連打で遂にダウンするジョー。

”決まった・・・そうか、ジョー。
これほど完璧なチャンピオンには万に一つも勝ち目はねぇ。
そいつを知っての、ジョー、せめてもの玉砕戦法。
なるほど、オメエらしかったよ・・・”とあきらめ、リング内に入ろうとする段平。
”おっちゃん、何してまんね!まだや、まだジョーは立ちまっせ”と段平を止める西。
”無駄だ!ジョー!立つんじゃねえ!殺されちまうぞぉ!”と叫ぶ段平。
(段平、目を細め、叫ぶ)
ジョーは8カウントで立ち上がり、ホセにゆっくり向かう・・・。
ホセのコーナー、カバレロは”FINISH”の指示。
ホセはジョーを見て、軽く微笑む。
お互いリング中央に歩み寄る。
ホセはカバレロの指示を無視する・・・。
ホセはノーガードになり、カバレロは唖然とする。
軽くジョーのパンチを交わしつつ、反撃に出るホセ。
”あぁぁ・・・ジョー、ヤブキ!”とつぶやきながら立ち上がるカーロス。
ホセに”コークスクリューパンチで決めろ!”と叫ぶカバレロ
大振りのジョーはパンチを交わされ、レフリーにもたれかかる。
”いくぜ、チャンピオン!”と、鼻血をグラブで拭うジョー。
●Bパート
強烈なカウンターを喰らうジョー。
ロープまで吹き飛ばされるジョー。
段平の顔にジョーに血がかかる。
”ジョー!後ろだ!”とホセが近づいて来た事を告げる段平。
(ホセは動画でなく、セルPANでジョーに接近。)
ホセはジョーの肩を抑え”ブラボー、ヤブキ!”と言い、
ジョーに好きにパンチを打たせる。
”このヤロー”と反撃するジョー。
”あ、あれは!・・・ハワイでの再現だ”と段平。
驚く観客達。
”この戦法はハワイでサム・イアウケアとの一戦で見せたものです”とアナウンス。
(ホセVSサム戦のBANK挿入)
『相手の両肩に手を置いて好きなだけ殴らせておいて、
その後に血の凍るようなコークスクリューを2発!
・・・まさに、王者の風格を見せ付けた試合でした。
・・・ホセは今、その時の試合を矢吹相手に再現しようとしているのでしょうか?』と解説。
突如、反撃に出て2発のパンチをジョーへ繰り出すホセ。
ジョーはロープにもたれかかった所でゴング!
”矢吹、ゴングに救われました!”とアナウンスされる。
段平、駆け付けジョーを抱きかかえる。
ジョーは気絶・・・。
●ホセのコーナー
『ヘイ、ホセ。なぜ手を抜いた?あのままフィニッシュできたのに!
それにコークスクリューパンチも途中から打つのやめてしまったじゃないか?なぜだ?』とカバレロ
『フィニッシュなど決める必要はないよ、カバレロ。
彼はもうすでに壊れている。コークスクリューパンチなど打たなくてもこのまま彼は自滅する』とホセ
●ジョーのコーナー
『ジョー!起きろ!まだ試合は終わっちゃいねぇぞ!ジョー!』と段平
『・・・風がよ、強えぇな。』とジョー。
ジョーは子供時代を思い出している。
小雪降る中、海岸でメロンパンを一人食べるチビジョー。(カモメも飛ぶ)
『おい、ボーズ、お前この辺りじゃ見かけねぇな。どっから来ただ?
この辺に親類でもいるだか?』
『・・・』
『お前今夜、泊まるトコあんのだか?』
『・・・』(無視してメロンパンを食べるチビジョー)
『え、どーするつもりだ、これからぁ、え?どうするだ?
夜はしばれるど。え、ボーズ。ほんだぁあの、行くトコねぇんなら、ウチさ来い。
今夜、泊めてやっからな。』(チビジョー立ち上がる)
『おお~、来るだか。へへっ、それがええな。』(しかしその場を立ち去るチビジョー)
『あっ、こらボーズ!どこいくだ!こらっ!どこさ行くだ!こらっ!
そっちには村がねぇぞ!あるのはよ、ひとけのねえニシン小屋ばかりだて。
こら、ボーズ!どこさ行くだ、これから!』
忠告を無視し、海岸沿いを歩き去るチビジョー。
・・・現実に戻り、
”へへっ、心配ねぇよ!何とかならぁ!”と段平に言う、ジョー。
●セコンドアウトコール。
”彼は本当にジョー・ヤブキなのか?あのハワイで逢った
・・・残念ながら期待はずれのチャレンジャーだった”とホセ。
●4R開始
開始同時にカーロスがリングサイドに歩み寄ってくる・・・。
(カーロスは黄色のシャツの青のジャケット)
”オオ!ジョー・ヤブキ・・・ベリーベリーストロングマン”とつぶやく。
●ホセ、リングサイドのカーロスに気付き、一瞬目を離す。
その隙をついてジョーの右ストレートが初めてヒットする。
丹下陣営、葉子ビックリする。
その後もジョーのパンチはヒットし、ジョーの応援団は大騒ぎ。
(キノコ、手すりと手が作画で合わず)
”ホセ、NO!”と首を横に激しく降り叫ぶカバレロ。
ホセはすぐ冷静になり、ジョーの攻撃を交わすが、カーロスの存在が気になる。
”まさか、まさかカーロスが!こんな所に・・・何と言う事だ!”とホセ。
必死に反撃してくるジョーに”ええぃ!うるさいポンコツめ!遊びはコレまでだ!
大人しく寝てもらおう!”とラッシュをかけるホセ。
●激しいダウンをしたジョーに対しホセは”THE・END”宣言。
●立ち上がったジョーだが、”チッ、いけねえや、右目がかすんできやがった。
へへっ、でもよぉ、こっちは最初からやけっぱちのパンチドランカー!へへっ”とジョー。
(ジョー視点と言うことで、ホセの右側がかすむ映像処理。)
●ホセは、ジョーの繰り出した右ストレートを最小限の動きで交わしたつもりだったが、
まともにパンチを喰らってしまう・・・。
連打を浴びるホセ。
”そんなバカな!紙一重でパンチを交わした筈なのに!”
”モロだ!モロに俺のパンチが当たりやがる!”とジョー。
ジョーの猛攻が続く!
『矢吹さん、素敵よ~!』と声援をおくるガイコツ。
ジョー応援団は大騒ぎ!
”わっしょい!わっしょい!”と子供達。
(トン吉は上着を脱ぎ、上半身裸で応援。デベソ披露(^O^))
『矢吹っ、凄まじいラッシュ!
今まで当たらなかったのが不思議なくらいです!
面白い様に当たります!矢吹のパンチがホセの顔面を捉えます!
矢吹っ、エンジンがかかりましたっ!』とアナウンス。
しかし4R終了。
●ホセのコーナー
”どうしたんだ一体?こんなに一方的に打たれた君を見るのは初めてだぞ!”と、
興奮気味で話すカバレロ。
”リングサイドにカーロスがいる”とホセ。
リングサイドに目が取られた事で納得するカバレロ。
しかし、前半はカーロスに目を取られたが、得意とする防御を破られた事に対し、
『未だかつてこんなに私の防御を破った男はいない!
壊れているなんてとんでもない!彼は・・・ジョー・ヤブキはまだ生きている!』と確信するホセ。
●ジョーのコーナー
”すげぇじゃねぇか、ジョー。たまげたよ!オメェって野郎は一体どうなってんだ!”と喜ぶ段平。
●セコンドアウトのコール。
段平は西にワセリンの新しいのを指示した時に手に持っていたマウスピースにかぶりつくジョーだが、
段平の手ごと噛んでしまう・・・。
段平は”ジョー!オメエ?”と不安に言葉を残す。
●5R
開始早々、ホセは打って出るが、ジョーはすかざず反撃!
右ストレートが顔面にヒットし、ホセは血を吹き出す!
その後、ジョーの猛攻が続き、カバレロは”ジーザス”と頭を抱える。
そしてホセは選手生活初のダウンへ・・・。
『チャンピオン、ダウン!ダウンです!驚きました!
未だかつてマットに膝すら触れたことの無いチャンピオンが、もんどり打ってダウンしました!
形勢は全く逆転!まさに奇跡を呼ぶ男矢吹の本領発揮です!』と力強いアナウンス!
”寝とれ、ホセ!プリーズ、スリーピングや!”と叫ぶ西。
段平は驚いて開いた口が塞がらない状態・・・。
●何とか立ち上がるホセ。
”矢吹、チャンス!行け!いまだ行け!”アナウンサー思わず興奮!
(隣の東野は我を忘れたアナウンスにビックリ)
●”どうだい!何とかなるじゃねぇかよ!”とジョー。
ニシン小屋で焚き火をしているジョー。
”ホントによぉ、何とかなっちまうもんさ!先の事なんてさっぱりわからなくてもよ、
カッコはついちまうもんさ。俺は今までそうやってやってきたんだ。
どんな時にも一人でよ。”ニシンと食べるチビジョー。
●”お、おい、見ろ!西!ジョーのパンチがスクリュー気味に!
ほ、ほら!徐々にだが、大きくひねりが!あの野郎、こんな土壇場の大舞台でホセのパンチ盗みやがった!
つくづくすげぇヤツだと思うぜ、ワシぁ。”と嬉しそうに話す段平。
(完全にホセを捉えるジョー。コークスクリューを連打するジョー)
5Rゴング
●信じられない表情でコーナーに戻るホセ。
無表情のままマウスピースを取られ、水をかけられるホセ。
(母体セルは微動だにしないのでちょっと不気味な感じです^-^;)
”君の反撃を期待する”とカバレロは言うが、
”静かにしてくれ”とホセ。
●対照的にいいムードのジョーのコーナー
『へへっ、ぶったまげたぞ!』
『あ?何が?』
『は~ん、とぼけちゃって!こっそりやってたんだろう!コークスクリューパンチの練習を!』
『コークスクリュー!?・・・俺が?・・・そうかぃ、俺はコークスクリューを打ってたんかい?』
『あん?なんだぁ?気付かずに無意識の内にあのパンチを出してたってーのか?』
『へっ、無意識かどうかわかんねぇがよ、ただ、肉や皮だけじゃなくて、
骨の髄までブチ砕くつもりで繰り出してるのよ、力一杯にな!』
・・・セコンドアウトのコール。
●6R開始。
共に叫びながら突進する二人。
(ジョーなめホセは大男の様な誇張表現に)
ジョーのアップ、ハーモニー。

ハーモニーショット

★ホセ、入場する。
リングロープを持ち上げるカバレロ。
ロープをくぐるホセ3回リピート。ラスト、T.Uハーモニー化(1)
★メキシコ国家曲流れる。
『過去、数え切れない程の世界タイトルマッチが日本で行われ、
多くの世界チャンピオンが来日しました。しかし、しかしこれだけ圧倒的な強み、
完全度を伝えられたチャンピオンがあったでしょうか!?
まさしくキングオブキングス、王者の中の王者、ホセ・メンドーサです!』
解説に合わせて俯瞰撮影。リング内のジョーとホセ陣営。T.Uハーモニー(2)
★遂に世界戦R1開始!
思いっきりロングショットで捉えたリング、コーナーにはジョーとホセ。
早い3回繰り返しT.U処理。ハーモニー(3)
★ホセに”コークスクリューパンチで決めろ!”と叫ぶカバレロ
大振りのジョーはパンチを交わされ、レフリーにもたれかかる。
”いくぜ、チャンピオン!”と、鼻血をグラブで拭うジョー。ハーモニー(4)
★3R終了。
『ジョー!起きろ!まだ試合は終わっちゃいねぇぞ!ジョー!』と段平
『・・・風がよ、強えぇな。』とジョー。
ジョーは子供時代を思い出している。

小雪降る中、海岸でメロンパンを一人食べるチビジョー。(カモメも飛ぶ)
『おい、ボーズ、お前この辺りじゃ見かけねぇな。どっから来ただ?
この辺に親類でもいるだか?』
『・・・』
『お前今夜、泊まるトコあんのだか?』
『・・・』(無視してメロンパンを食べるチビジョー)
『え、どーするつもりだ、これからぁ、え?どうするだ?
夜はしばれるど。え、ボーズ。ほんだぁあの、行くトコねぇんなら、ウチさ来い。
今夜、泊めてやっからな。』(チビジョー立ち上がる)
『おお~、来るだか。へへっ、それがええな。』(しかしその場を立ち去るチビジョー)
『あっ、こらボーズ!どこいくだ!こらっ!どこさ行くだ!こらっ!
そっちには村がねぇぞ!あるのはよ、ひとけのねえニシン小屋ばかりだて。
こら、ボーズ!どこさ行くだ、これから!』

忠告を無視し、海岸沿いを歩き去るチビジョー。
引き留める海人。カモメ飛ぶ。T.Bハーモニー(5)
★5R開始早々、ホセは打って出るが、ジョーはすかざず反撃!
右ストレートが顔面にヒットし、ホセは血を吹き出す!
その後、ジョーの猛攻が続き、カバレロは”ジーザス”と頭を抱える。
そしてホセは選手生活初のダウンへ・・・。
『チャンピオン、ダウン!ダウンです!驚きました!
未だかつてマットに膝すら触れたことの無いチャンピオンが、もんどり打ってダウンしました!
形勢は全く逆転!まさに奇跡を呼ぶ男矢吹の本領発揮です!』

ホセのダウンF.Oを重ねた3回繰り返しT.Uハーモニー(6)
★6R開始。
共に叫びながら突進する二人。
突進するジョーのアップ。ハーモニー(7)

7枚 (合計355枚)

注目ポイント

★試合開始前、両国家曲流れる。
劇場版では国家は流れない。

★赤コーナー、世界バンタム級チャンピオン118パウンド、
ホセメンドーサ、メキシコ
青コーナー、世界バンタム級第4位、117パウンド1/2、
丹下ジム所属、矢吹ジョー
※紹介されて軽くステップを踏むように両手を上げてファンに挨拶するジョー。
TV版はグラブ無し。
劇場版はグラブあり。

★応援の観客に遊びキャラ多数混じる。
タッチの達也&南ちゃんの他に出崎監督まで登場。
”今夜こそ本当に奇跡を呼ぶ男になってくれよ~!”と、
アップで台詞まで言う男も出崎監督?

★キノコの応援入る。
フレーフレー矢吹っ!ドスコイ、ドスコイ、矢吹っ!
(恐らく森本晃司氏の作画だと思われます。)
※キノコは手すり部分と作画が合わず・・・。レイアウト指定ミス?


所持セル画リンク→

スタッフ&キャスト

脚本:高屋敷英夫

絵コンテ:さきまくら

ディレクター:竹内啓雄・大賀俊二

原画:札木幾夫・本木久年・大橋学・平山智・大塚伸治
   小林慶輝・杉野佐秩子・森本晃司・福島敦子・塚田信子
動画:橋本明美・岩田道代・遠藤祐子・高橋千代子・蛭田真弓
   堀隆
仕上げ:スタジオロビン 大野八重子・三木貴子・世良深雪
    下條潤子
撮影:高橋プロダクション 宮内征雄・斉藤佳三・細野正
   中村喜則・宇田川孝
   
制作進行:斉藤昭一郎

声の出演:安田隆、池田史比呂(カバレロ)、沢りつお(ガイコツ)
       小比類巻孝一(アナウンサー)、井口成人(レフリー)、水鳥鉄夫(ファン)

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