あしたのジョーファンサイトSOUL OF JOE

『壮絶・・・果てしなき死闘』

★第46話/1981.8.24放送/視聴率9.4%★

ストーリー

遂にジョーはホセを捉え始め、試合は最高潮に盛り上がる。

今度はジョーがホセの肩を掴み、”トリック”を解明。
(両肩を掴む事でパンチの威力は半減、打たれ弱さをごまかす芝居・・・。)

ジョーの猛攻が続き、ダウンを繰り返すホセだが、
ジョーが右目の不調によりパンチの方向がずれている事に気付く。
ホセはジョーの死角へ回り込み攻撃を避け、改めて勝利を確信する。

ホセに欠点を気付かれたジョーはパンチが当たらなくなり、
再びダウンを繰り返し、ジョーはホセを”完璧”だと自覚する。
段平はジョーに危険を進めるが、紀子と交わした言葉を思い出し、
完全燃焼するまで闘う事を誓う・・・。

マニアック視点

●ホセ、ダウンのBANKシーンより開始。
”どうだい!何とかなるじゃねぇかよ!”
・・・タイトルへ。

●R6開始。
激しい打ち合い。(全てTV版書き下ろし)
ジョーのパンチを喰らいよろけるホセ。
(カメラのフラッシュに合わせてコマ撮りフラッシュ撮影。)
「大変な事になりました。R5矢吹がホセからダウンを奪って以来、
試合は一方的。全く矢吹のペースとなってます。」
「東野さん、面白くなってきました。
このまま行けば、ひょっとして新チャンピオンの誕生!
これもありそうですね!」
「その可能性、大です。」
・・・とアナウンサーと解説書東野のやりとり。
”チャンピオン、ピンチ!ロープに釘付け!”
(ジョーとホセのアップ、葉子、カーロスへT.U)
ジョーのの左&右が当たりグラっとするホセ。
よろけるホセにとどめを刺そうとするが、
逆にアッパー、そしてボディを喰らう。
ダウン寸前のジョー。
その後も連打を喰らうジョー。
ホセのアッパーがまたヒットし、宙を舞いながらダウン。
”これは強烈です!”とアナウンス!

●ダウンしたジョーだが、笑みを浮かべ、
レフリーのカウント3以降を自ら数える。
シックス・・・セブン・・・エイト!と叫びながらホセに襲いかかる。
懐に飛び込み一発喰らうも、
その後は力石の如く(ダブルクロス時)交わし、ホセの肩を掴みに・・・。
段平、アナウンサー、観客・・・驚き言葉を一瞬失う。
”へへっ。さぁ、チャンピオン、今度は俺の番だ。
好きなだけ打ってきなよ!”とジョー。
”やめろ!ジョー!ちゃんと、ガードするんだっ!”
コーナーで叫ぶ段平。
”さぁ、来いよ、ホセ。
あんたのパンチをしみじみ味わってやろうってんだ!
前のラウンドでよ、
あんたが俺のパンチを味わってくれた様にな!”とジョー。
(逆バージョンのBANKカット挿入)
”よせっ!ジョー!
その芸当は打たれ強いホセだから出来る事なんだぞっ!”と段平。
”へへっ、心配するない!俺だってヨ、十分打たれ強いんだぜ!”
と余裕のジョー。(ジョーの口パクは顎まで動かしてます)

●ホセ、猛攻に出る。
ロープ際で連打されるジョー。
(このシーンは劇場版にはありません TV版のみ)
心配する段平。
”じゃ、いくぜ!”とホセの肩を放し、猛攻に出るジョー。
一気にラッシュをかけ、ホセがしりもちを付き、ダウン!
(グラブは全てREYES)
”矢吹、大健闘!
まさに世界タイトルマッチにふさわしい素晴らしい試合です!”
とアナウンス。
興奮して立ち上がる観客。
子供達も立ち上がるが、ここでゴング!R6終了。
(キノコ、背景クミ線ミス。手が宙を掴んでいる^-^;)

●”バカヤロウ!あんなマネしやがるから、
見ろ、オメエの腹ぁ、ストーブ見てぇに真っ赤になってやがる。
あんな強打者に好きに打たせるなんて、オメエ、どうかしてるぞ!”
怒鳴りつける段平。
”いつか、おっつあん、ハワイでよ・・・ホセは強打者なだけじゃなく、
めっぽう、打たれ強いボクサーだって言ってたよな。”とジョー。
(斜め後ろのアングルからでも頬を動かし口パクを表現。凝ってます)
”・・・ところがよ、あれには”トリック”があったのよ!”とジョー。
”トリック?”と聞き返す段平。
”フフッ、どんなつえぇパンチでもよ、両肩抑えられてみなよ、
スピードは半減、威力なんかまるっきりなくなっちまうのさ、へへへっ。”
”そんなぁ?”と半信半疑な段平。
”いいや、ホントさ。俺が今、身をもってやってみたんだからな。
間違いねぇよ。”とジョー。
(ホセVSサムのBANKシーン、ネガポジ反転な映像)
”そしてな、そして俺はその裏にある”もっと重要な事”に気付いた。
ホセがよ、なんであんな芝居をハワイで、
そして俺相手にさっきやってみせたかった事をよ。”とジョー。
(段平の手の芝居が細かいです。)
”野郎はホントは打たれ弱いのさ。だからよ、ことさら芝居をうったと”
とジョー。
”なあるほど。そいつぁすげえや。”
(西に水を貰い、自分で飲む段平)
”その通りだとしたら、あるぜ、オメエにも十分勝つ路がよ!”と段平。
”ちょいと、一眠りさせてくれや、時間までな・・・。”とジョー。

●チャンピオンベルトを着けた力石参上。
(肩には年少制服が引っかけてある)
”待ってたんだよ、俺は!お前が世界を取るのをよ!”とジョー。
年少仲間駆け付ける。(ガイコツ、ゲリラ、青山、トンネル)
”力石さん、やっちまえ!矢吹の野郎なんかよぉ!”とガイコツ。
”まぁまぁ、そう慌てるなって・・・こいつは少年院のケンカボクシングとは、
訳が違う・・・お互いプロとしてのプライドを賭けてやるんだ!
なぁ、そうだよな?矢吹!・・・もう石ころをグローブの中に
握り込んだりしねえよな?”と力石。
”へへっ、わからねぇぜ、そいつぁ。
オメエの面をひん曲げる為にやぁ、俺は何だってやらぁ!”とジョー。
お互いで笑う。(力石はシルバの様です(^^) )
(海沿い、海は大荒れ。カモメが飛ぶ。)
”とにもかくにもよ、オメエと二人、
世界を賭けてやるのが俺の夢だった。”とジョー。
”来いよ、いつでもどこからでもいいぜ!”と力石。
上着を脱ぎ捨て力石に向けて走るジョー。
周りには年少仲間。
”どけどけ!道あけろ!”叫びながら力石へ突進するジョー。
チャンピオンベルトを着けた力石がカーロスに代わり、そしてホセへ!
インターバル終了の合図。
”ジョーR7開始だ!”と段平。
”OK”と言い、前に出るジョー。

●R7開始。
”それにしてもよ、力石・・・まいったよ、
右目がよ、ドンドンやばくなってきやがる!”とジョー。
・・・ホセと激しい打ち合いになる。(TV版新作REYESグラブ)
ホセに力石をダブらせるジョー。
(力石と海岸で殴り合うシーンへ。回り込み動画)
ここまでは杉野チェックほとんど入らず。
ジョーの猛攻でホセダウン!
”やったぁ!またホセがダウンや!”と喜ぶ西。
(段平はカーロスに抱きつく。)
ジョーは右目をグラブでこする。
ホセはここでジョーの右目の異変に気付く。
”そうか・・・そうだったのか!”ホセ、ニヤリ。
ハッとするジョー。
ジョーの死角へ回り込むホセ。
段平、驚く。
”ジョー兄ィのパンチが急に当んなくなっちまった!”と驚く太郎。
ゴング!R7終了!

●”どうしたぃ!後半少し大降りだったな、打ち疲れたか?ああ?”と段平。
”右目がよぉ、・・・右目がほとんど見えねぇ。”とジョー。
”な、なんだって!?”と段平(段平、目部分色パカ)
”お陰でパンチの方向が妙にずれてな、返って上手い具合に当たってだんだが、
俺もビックリしたんだが、やっこさんもぶったまげてたよ、へへっ。”とジョー。
(ジョー視点で段平の右側がぼけた映像に。)
”でも、もう駄目だ。アイツ、それに気付いちまったよ。
俺の死角へ死角へと、周り始めた。”と話すジョー。
”目が・・・”と震えながら言う段平に”情けねえ面すんなよ!
見えねぇのはおっつあんと同じかたっぽだけさ!なんとかなる!大丈夫だ!”
と言うジョー。
一方、ホセはカバレロに
”矢吹のコーナーへ行って試合を棄権する様に伝えてくれ”と言う。
しかし、それは出来ないとカバレロは言う。
(事情を知らないカバレロには無理もないでしょう^-^;)
ジョーもカーロスと同じ道を歩む事になる事を確信するホセ。

●Bパート
R8開始。
”見事だよ、ジョーヤブキ!よくここまで私と闘った。
その目、そしてその身体で。・・・これはまさに悲劇だ。
君は恐らく、多くのボクサーがそうであり、世界を目指し、
幾多の試合を激しい闘志と厳しい精進で乗り越え、
ここまでやって来たんだろう。だが、君は敵に勝つ事のみに囚われ、
自分の身体との闘いに敗れていた・・・パンチドランカー!
しかも君は、相当の重傷だ!ラウンドが進むに連れ、
君の動きにはもうその症状がハッキリと出ている・・・残念だよ、ジョーヤブキ!
君がこうなる前に、私は君と闘いたかった。
素晴らしい気迫と闘志、私の今までの対戦者とは比べものにならない。
本当に、本当に素晴らしいボクサーだった筈なのに!”とホセ。
”SORRY JOE YABUKI”と言い、コークスクリューを二発!
その後も連打を浴びせ、ジョーダウン!(マウスピース吐き出し)
段平、葉子見守る。
ジョーにヤジを飛ばす観客に”テメエ、少しうるせえぞ!”と一喝するゴロマキ。
カウント9でかろうじて立ち上がるジョー。
”どうしたんでしょう?矢吹!R7終了間際から、急にパンチが当たらなくなりました”
とアナウンス。
”自力の差が出た”と解説する河野。
立ち上がって早々、コークスクリューをお見舞いするホセ。
ロープにもたれかかるジョー。
声援する段平と西。
ジョーマウスピース吐き出し。(さっきまた入れ直した?)
血がホセの顔に飛ぶ。
ジョーも必死の反撃。
ホセにヒット!
しかし、見当違いの所にもパンチ。
目がおかしい事に気付き”頑張ってくれ~頼むよ~”声援を送るウルフ。
ドヤの連中も必死の応援。
見守る紀子。(紀子Aセルでジョーの反撃をBセルでダブラシ)
ジョーと西のシーンへ。
”私、西さんとの事、とても考えたの・・・長い事、迷っていたの。”と紀子。
”それは、ねぇぜ、紀ちゃん!西の野郎はよ、なんつっても、気持ちの優しい男だ!
それに頼りになる。紀ちゃんの亭主になるんなら最高だよ。
子供バンバン産んでよ、とってもよ、楽しい家庭ってヤツが作れるぜ!”とジョー。
(ジョーの手の演技が最高です)
”私もそう思ったわ・・・それに西さんの事も好き・・・でも、でも決心が付かなかったの。”
と、うつむく紀子。
”どーして?”と陽気に言うジョー。
”どうしてって・・・どうして・・・って。”言葉を詰まらす紀子。
”ま、重大問題だもんな、結婚なんてよ。特に女にとっちゃな、
それに紀ちゃんは林屋の一人娘だし、店の事もあるし・・・な。
でもよ、その点大丈夫!太鼓判さ!西ほどの働き者は滅多にいねぇよ!”とジョー。
”矢吹君は・・・結婚って考えた事ない?”と俯きながら言う紀子。
ハッとなり、”ねぇな”と言うジョー。
”そう・・・そうね”と言う紀子。
歩きながら話す二人。
”公団よ、当たるといいな。申し込んだんだろ、西に聞いたよ。”とジョー。
相づちをうつ紀子。
”上手くやれよ、一緒になっちまったら、
西のヤツ、以外と亭主関白って事もありうるからよ。”とジョー。
お互い軽く笑う・・・。
”試合・・・今度の試合、勝ったら世界チャンピオンね。
そしたら、矢吹君どうするの?”と紀子。
しかし、ジョー無反応。
”ごめんなさい、勝つとか負けるとかじゃなく、終わったら、
今度の試合終わったら、どうするの?”と聞き直す紀子。
”どうするって?・・・別に考えちゃいねぇよ、そんな事は。
そんな事は終わってみなけりゃわかんないじゃんかよ、ハハッ。”とジョー。
”旅ね”と紀子。
”旅?”とジョー。
”そう、旅。矢吹君、また旅に出てしまいそうな・・・そんな気が今ふとしたの。”
と紀子。
”旅?”とジョー。
”そう、この泪橋に来た時の様に風に吹かれて、口笛拭いて・・・そんな気が”と紀子。
”旅・・・”とジョー。
”ええ。”と紀子。
”そいつぁ、いいな。”とジョー。
(俯瞰ショットで間)
”でも、行って欲しくない・・・今度、矢吹君が旅へ出たら、二度と・・・もう二度と、
戻って来ない・・・そんな気がするの、私。”と紀子。
”紀ちゃん、・・・ハハハッ、帰ってくるよ、紀ちゃん、俺は!
だってよ、この泪橋にはおっつあんがいて、西がいて、サチやキノコやトン吉達がいて、
そして紀ちゃんがいる。この泪橋は・・・この泪橋は、う~ん、上手く言えねぇが、
俺の中にこう、どっしりと腰を下ろしちまってる・・・そう思うから、
そう思うんだよ、ホントによぉ。帰ってくるさ。ホントだよ!紀ちゃん!”
と手を振り去るジョー。
ホセとの試合のシーンへ。
ジョーはホセにパンチを喰らい、ダウン!
”旅へ出るのは悪くない”と思うジョー。
子供の頃、あてのない旅に出た事を回想するジョー。
”旨かったなぁ・・・あん時のにぎり飯はよぉ・・・今度もまた北へ行ってみるか!”とジョー。
立て!矢吹!と声援。
”いけねぇ。いけねぇ”と我に返るジョー。
立ち上がるジョーだが、またホセにストレートを喰らう!
もう一度ダウンしたら”3度目のダウン!”しかし堪える。
そして何とかゴングに救われる・・・。
R8終了。

●”つええや、やっぱりホセはつええや、完璧だよ、凄えボクサーだ、凄えや”とジョー。
”もう、よそうか、ジョー。その偉大な男相手に、
しかも片目だけでこんなに立派にやったんだ・・・終わりにしよう・・・な。”と段平。
”いや、駄目だよ、おっつあん、俺はまだ真っ白になってねぇ。”とジョー。
”真っ白?真っ白とはどういう意味だ?どういう意味なんだよ、ジョー?”と段平。
(紀子とジョーのデートシーンのBANK 真っ白に燃え尽きシーン)
”頼むわ、おっつあん、真っ白になるまで、何にも言わねえで、やらせてくれや。”
とジョー。
”ジョー!?”と言葉を失う段平。

ハーモニーショット

★”矢吹のコーナーへ行って試合を棄権する様に伝えてくれ”と言う。
しかし、それは出来ないとカバレロは言う。
(事情を知らないカバレロには無理もないでしょう^-^;)
ジョーもカーロスと同じ道を歩む事になる事を確信するホセ。
R8、ホセの顔アップに歩み寄るジョーの動画。
ホセの顔のみハーモニー・・・Bパートへ。(1)

★R8開始。
”見事だよ、ジョーヤブキ!よくここまで私と闘った。
その目、そしてその身体で。・・・これはまさに悲劇だ。
君は恐らく、多くのボクサーがそうであり、世界を目指し、
幾多の試合を激しい闘志と厳しい精進で乗り越え、
ここまでやって来たんだろう。だが、君は敵に勝つ事のみに囚われ、
自分の身体との闘いに敗れていた・・・パンチドランカー!
しかも君は、相当の重傷だ!ラウンドが進むに連れ、
君の動きにはもうその症状がハッキリと出ている・・・残念だよ、ジョーヤブキ!
君がこうなる前に、私は君と闘いたかった。
素晴らしい気迫と闘志、私の今までの対戦者とは比べものにならない。
本当に、本当に素晴らしいボクサーだった筈なのに!”
この間に2枚のジョーVSホセのハーモニーが表示T.B(2)(3)

★ジョーと西のシーンへ。
”私、西さんとの事、とても考えたの・・・長い事、迷っていたの。”と紀子。
”それは、ねぇぜ、紀ちゃん!西の野郎はよ、なんつっても、気持ちの優しい男だ!
それに頼りになる。紀ちゃんの亭主になるんなら最高だよ。
子供バンバン産んでよ、とってもよ、楽しい家庭ってヤツが作れるぜ!”とジョー。
(ジョーの手の演技が最高です)
”私もそう思ったわ・・・それに西さんの事も好き・・・でも、でも決心が付かなかったの。”
と、うつむく紀子。
”どーして?”と陽気に言うジョー。
”どうしてって・・・どうして・・・って。”言葉を詰まらす紀子。
”ま、重大問題だもんな、結婚なんてよ。特に女にとっちゃな、
それに紀ちゃんは林屋の一人娘だし、店の事もあるし・・・な。
でもよ、その点大丈夫!太鼓判さ!西ほどの働き者は滅多にいねぇよ!”とジョー。
”矢吹君は・・・結婚って考えた事ない?”と俯きながら言う紀子。
ハッとなり、”ねぇな”と言うジョー。
”そう・・・そうね”と言う紀子。
歩きながら話す二人。
”公団よ、当たるといいな。申し込んだんだろ、西に聞いたよ。”とジョー。
相づちをうつ紀子。
”上手くやれよ、一緒になっちまったら、
西のヤツ、以外と亭主関白って事もありうるからよ。”とジョー。
お互い軽く笑う・・・。
”試合・・・今度の試合、勝ったら世界チャンピオンね。
そしたら、矢吹君どうするの?”と紀子。
しかし、ジョー無反応。
”ごめんなさい、勝つとか負けるとかじゃなく、終わったら、
今度の試合終わったら、どうするの?”と聞き直す紀子。
”どうするって?・・・別に考えちゃいねぇよ、そんな事は。
そんな事は終わってみなけりゃわかんないじゃんかよ、ハハッ。”とジョー。
”旅ね”と紀子。
”旅?”とジョー。
”そう、旅。矢吹君、また旅に出てしまいそうな・・・そんな気が今ふとしたの。”
と紀子。
”旅?”とジョー。
”そう、この泪橋に来た時の様に風に吹かれて、口笛拭いて・・・そんな気が”と紀子。
”旅・・・”とジョー。
”ええ。”と紀子。
”そいつぁ、いいな。”とジョー。
(俯瞰ショットで間)
”でも、行って欲しくない・・・今度、矢吹君が旅へ出たら、二度と・・・もう二度と、
戻って来ない・・・そんな気がするの、私。”と紀子。
”紀ちゃん、・・・ハハハッ、帰ってくるよ、紀ちゃん、俺は!
だってよ、この泪橋にはおっつあんがいて、西がいて、サチやキノコやトン吉達がいて、
そして紀ちゃんがいる。この泪橋は・・・この泪橋は、う~ん、上手く言えねぇが、
俺の中にこう、どっしりと腰を下ろしちまってる・・・そう思うから、
そう思うんだよ、ホントによぉ。帰ってくるさ。ホントだよ!紀ちゃん!”
と手を振り去るジョー。
ホセとの試合のシーンへ。
紀子の顔アップ(ハーモニー画)をBGにジョーはホセに突進!
紀子ハーモニー顔右へPAN(4)

★8R終了
”つええや、やっぱりホセはつええや、完璧だよ、凄えボクサーだ、凄えや”とジョー。
”もう、よそうか、ジョー。その偉大な男相手に、
しかも片目だけでこんなに立派にやったんだ・・・終わりにしよう・・・な。”と段平。
”いや、駄目だよ、おっつあん、俺はまだ真っ白になってねぇ。”とジョー。
”真っ白?真っ白とはどういう意味だ?どういう意味なんだよ、ジョー?”と段平。
(紀子とジョーのデートシーンのBANK 真っ白に燃え尽きシーン)
”頼むわ、おっつあん、真っ白になるまで、何にも言わねえで、やらしてくれや。”
とジョー。
”ジョー!?”と言葉を失う段平。
ちょいT.Bハーモニー(5)

5枚 (合計360枚)

注目ポイント

★劇場版は今までの流れ通りグラブのメーカーは”Wining”ですが、
後から追加補足されたTV版のホセ戦でのカットではグラブのメーカーが
”REYES”と表記されてます。
日本のブランドといえばWINING!!
REYAS→メキシコ
TWINS→タイ
WINDY→タイ(ルンピニー系のムエタイメーカー)
EVERLAST→アメリカ
LONSDALE→イギリス

ちなみに、レイジェス(REYES)は、50年ほど前、
日本で初めて世界チャンプになった白井義夫さんの
時代ではセイヤー(SEYER)という名前で売り出していた様です。
REYESを反対から読んで見てください。SEYERになります。


★ホセのトリックを解明するジョー。
「フフッ、どんなつえぇパンチでもよ、両肩抑えられてみなよ、
スピードは半減、威力なんかまるっきりなくなっちまうのさ、へへへっ。」
・・・と、自ら実演するジョー。
でも見ているとかなり効いていた様に思えます。
※劇場版ではこのシーンはカットされています。

★インターバルの休憩中に一眠りするジョー。
チャンピオンベルトを着けた力石が登場します。
ジョーの願望表現でしょうか?
ちなみに原作では力石の表現はおろか、
ジョーの内面描写やセリフはほとんどありません。

★R8では紀子とジョーの描写がインサートされます。
なんと”結婚観”について話し合う二人。
※もちろん原作にないシーン。
原作では紀子&西はホセ戦には来ません。
(新婚旅行中でしょうか?)

★ジョーは紀子とのデートシーンを思い出し、
”真っ白に燃え尽きる”発言を段平にする。
原作漫画で、ラスト案が決まらない際に決めてになったエピソードです。

所持セル画リンク→

スタッフ&キャスト

脚本:高屋敷英夫

絵コンテ:さきまくら

ディレクター:竹内啓雄・大賀俊二

原画:札木幾夫・本木久年・大橋学・平山智・大塚伸治
   小林慶輝・杉野佐秩子・森本晃司・福島敦子・塚田信子
動画:加藤涼子・高奥誠也・吉田悦子・佐々木章子・小沢尚子
   金子茂子
仕上げ:グループジョイ 岡田みどり・鈴木孝子・中野博美
    照井美子
撮影:高橋プロダクション 宮内征雄・大田勝美・平山昭夫
   安津畑隆・小林武男
   
制作進行:横溝隆久

声の出演:池田史比呂(カバレロ)、水鳥鉄夫(解説者/東野、ドヤの人)
       沢りつお(ガイコツ)、小比類巻孝一(アナウンサー)、井口成人(レフリー)

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