ハーモニーショット
出崎監督が最初に始めた手法です。
監督自身は”止め絵”や”描き絵”等の表現をしてますが、
後に"ハーモニーショット"という表現に業界で定着。
監督自身は”止め絵”や”描き絵”等の表現をしてますが、
後に"ハーモニーショット"という表現に業界で定着。
●1話平均7.8枚
●最多枚数・・・24枚/12話『吹雪の夜・・・その果てしなき戦い』
●最小枚数・・・ 1枚/5話『幻の・・・あのテンプルを撃て!』
13話『丹下ジムは・・・不滅です』
TV版2での処理方法。(一般的なパターンの紹介)
カット尻に来る原画部分を比較的ラフなタッチで描写し、原画部分をトレスマシンにかけて線画のみセル画で独立させます。
セル画本体にはトレス線(ラフタッチの)のみが描かれます。①
BG(背景)製作は原画レイアウトを目安に着色します。
通常背景の様にキッチリ塗り分けると言うより、勢いでコントラストを付ける様な着色方法です。②
BG完成後、①のセル画を②のBGの上にかぶせます。
ハーモニーショットの出来上がり~♪
※上記サンプルはホセVSサム戦(31話)の
”See you again”の背後のハーモニー処理です。
今回ハーモニーショットとしてカウントしていないカット
●BANKでも多用されている観客達のハーモニー画
●今回サンプルにしている様な背後での小さいハーモニー画
●ハッキリと線画を重ねてない事がわかる止めカット
・・・等です。ご了承ください。